ストレス製造機になっていませんか? 呼吸とストレスの付き合い方【女性のためのヨガ知識】
ストレスを感じるときは、腹式呼吸×鼻呼吸がおすすめ
吸った時に身体の隅々まで新鮮な空気が送り込まれるようなイメージをもつのも私の好きな呼吸の際のイメージです。楽な姿勢で座り、いつもよりも少しゆっくりと吸った時におなかがふくらみ吐いた時におなかがへこむ腹式呼吸をしてみましょう。基本は鼻呼吸がおすすめですが、吐くときについて鼻と口両方使った方がリラックスできる方はそのようにしていただいてもOKです。(その際も吸う際は必ず鼻から吸いましょう)。
それでも不安な気持ちが自分の中から湧き上がってきたら、無理に考えるのをやめたり、考えてしまう自分を責めずに「あ、また不安製造機になっている。またやっているなぁ。」と少し客観的に自分を俯瞰してみましょう。気づけないと、作り続けるのをやめることはできないのでまずは気づくことができれば一歩前進です。できるようになってきたらゆったりと呼吸を続けながらリラックスしたイメージや楽しいイメージをしてみるのもおすすめです。
最後に
わたしも以前は、時々不安製造機になっていましたが、呼吸法や瞑想のおかげで客観的に自分をみる時間がとれて、自分から作り出すことはあまりなくなり、もし作り出しはじめてもすぐに気づいて作るのをやめて、何をしたいかとかどうやったら楽しくできるかという風に考えられるようになってきました。女性は特に初潮からはじまり妊娠出産閉経などのライフイベントによって身体やホルモンバランスに変化が出て、そのたびにストレス耐性が低くなります。
妊娠出産をしない人生を選んだとしても、年を重ねていくと社会的立場や責任なども大きくなっていきますし、身体は変化していきます。生活の中でストレスをすべてなくすのは難しいことですが、自分でストレスを作り出していることに気づき、作り出すのをやめていけるようになっていきたいですね。そして、不安の製造の代わりに美味しいものを食べたり、好きなところへ行ったり、好きな人たちと過ごしたり、明日はどんなことをしたいかを考える時間をより多くとっていきたいですね。
教えてくれたのは…仁平美香さん
月経血コントロールヨガ、産後ママのためのメンテナンスヨガ、体軸ヨガ講師養成スクールティーチャー、セラピスト、栄養士。一般社団法人日本ホリスティックヘルスケア協会理事。女性のためのヨガ協会代表。女性のためのイベントYOGAWOMANにて講師を担当する他、企画運営にも携わる。「カラダをゆるめてこころを整えるはじめての月経血コントロールヨガ」「医師もすすめる血管美人ヨガ」等著書多数。雑誌・WEB等コラム監修も行う。
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