しゃがんだ時にかかとが浮くのは足首が硬いせい!柔軟性を高めて細い足首も手に入れる簡単ストレッチ

 しゃがんだ時にかかとが浮くのは足首が硬いせい!柔軟性を高めて細い足首も手に入れる簡単ストレッチ
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須藤玲子
須藤玲子
2024-07-26

皆さんは、かかとを下してしゃがむことができますか?日常生活では、しゃがむ動作は意外と少ないもの。そのため、やってみて初めて「あれ? かかとがつかない…」と気づく人もいるのではないでしょうか?今回は、しゃがみ込む動作が苦手な人、足首が硬く、かかとが浮いてしまう人におすすすめしたい、簡単なストレッチのご紹介です。柔軟性はもちろん、キュッと引き締まった綺麗な足首も同時に手に入れましょう!

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かかとを下してしゃがめないのはなぜ?

かかとをつけてしゃがめないのは、足首が硬く、可動域が狭いことが原因です。足首を柔らかくするには、足首の動きに関わるふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)の柔軟性を高める必要があります。下腿三頭筋とは、以下の2つの筋肉の総称で、歩いたり走ったりするときなど、立ったまま行うほとんどの動きに関わっています。

下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)
イラストAC

●腓腹筋
ふくらはぎの表層にあり、膝上からかかとに繋がる筋肉。膝関節をまたぐことで、足首の動きだけでなく、膝関節の動きにも関わっています。

●ヒラメ筋
腓腹筋の奥にあり、ふくらはぎの上部からアキレス腱につく筋肉。かかとを下す足首の動きに関わっています。

これら2つの筋肉は、単体で存在するのではなく繋がっています。つまり、どちらか一方ではなく、下腿三頭筋全体を柔らかく保つことが大切なのです。

かかとを下してしゃがめない…を改善!足首・ふくらはぎが柔らかくなる簡単ストレッチ

やり方

1)背筋を伸ばした正座で座る

正座で座った体勢
Photo by Reiko Sudo

2)片足を前に出し、膝を立てる。両手で脛を抱え、息を吐きながら上体を前に傾ける。かかとは床に着けたままお腹で腿を押す。少しずつ足に重心をかけ、10~15秒キープする

正座から左足を前に出して膝を立て、上体を前傾させ体重をかけた体勢
Photo by Reiko Sudo

3)ゆっくり体を起こす。脚を入れ替え、反対側も同様にストレッチを行う

ポイント

足がつりそうになったり、痛みを伴ったりする場合は、体重をかけすぎないように体の角度を調節すること。逆に、もう少し深められそうな場合は、両手を前の床に下し、指先で床を支えながら更に体重をかけましょう。

正座から左足を前に出して膝を立て、指先を床に下して上体を前傾させる足首、ふくらはぎのストレッチ
Photo by Reiko Sudo

足首、アキレス腱、ふくらはぎを伸ばすストレッチです。かかとが床から離れないように、しっかり根付かせましょう。背中が丸まらないように、背筋をしっかり伸ばして行うこと、深い呼吸と共にリラックスして行うことも大切なポイントです。

また、足首やふくらはぎの柔軟性が高まることで、ケガの予防にも効果的です。更に、血流やリンパの流れがよくなるので、むくみが気になる人、足首を細くしたい人にもおすすめのストレッチですよ!

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須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。



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