【60代からのゆる運動】体がダルい・日中眠い…を解消!無理なくできる「サイドストレッチ」
この連載では、肩凝りや膝、腰の痛みなど60代が抱える慢性的な不調を予防、緩和するストレッチを西川尚美先生が紹介します。ゴムバンドやタオルを使って、無理なくできるメソッドばかり。年齢を理由に諦める必要はなく、コツコツ続ければ体はかならず応えてくれるので軽やかに動ける体を手に入れましょう。
体のだるさは血行不良が一因。寒い季節は要注意
「睡眠時間は足りているのにすっきり起きられず朝からだるいのは、血行不良が影響している可能性があります。座って過ごす時間が長い、リモコン生活で楽をしているなど体を動かす機会が少ないと血行が悪くなり、全身に酸素や栄養が巡りづらくだるさを感じることがあります。寒い季節はさらに巡りが悪くなるので注意が必要。朝起きたら太陽の光を浴びて、体を動かす習慣をつけましょう」(西川尚美先生)
心経絡の活性と腹斜筋ほぐしでエネルギッシュに
「東洋医学によると心臓から脇の下、腕、手の小指にかけて走る心経絡を刺激するとエネルギー循環が改善し、血液が隅々に行き渡り活力がわくと言われています。そこで今回は心経絡が通る脇の下から腕にかけて、筋肉に力を入れながら伸ばす遠心性収縮ストレッチを行っていきます。脇腹の腹斜筋の働きもよくなるので、肋骨がスムーズに動くと呼吸がしやすくなり体の中から熱を生むことができます。朝一番に行って血行を促進し、一日のエネルギーを充電しましょう」(西川尚美先生)
タオルを使った「サイドストレッチ」
目的と効果:体の脇を伸ばして心経絡と腹斜筋を整え、血行と呼吸を促しエネルギー循環を活性化。
〈やり方〉
1.体が安定する幅に脚を開き、反り腰にならないようにお腹を引き込んで立つ。タオルの両端を持ち両腕を天井へ伸ばし、目線は正面へ。
2.右脚に重心をのせて、上半身を左側に倒し目線は斜め上へ。この姿勢で3呼吸キープ。
3.両膝を軽く曲げて1呼吸キープ。反対側も同様に行い1~3セット。
〈プロフィール〉
西川尚美先生
サンディエゴでヨガに出会う。現在オンラインクラスでブレスワーク、陰ヨガ、瞑想、指導者養成講座を開講している。インサイトヨガのサラパワーズ氏、陰ヨガ創始者ポール・グリリー氏に師事。マインドフルネス陰ヨガ指導者養成講座を開講中。YYTT500、全米アライアンス RYT500認定講師、介護予防運動指導員。著書「朝ヨガ夜ヨガ」(宝島社)、DVD「陰ヨガ for beauty & healing」も好評。
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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