【呼吸療法認定士が解説】疲労感・だるさがとれない原因は呼吸?呼吸を深める「外腹斜筋ストレッチ」
呼吸が浅いなと感じたことはありませんか? 呼吸が浅いと、ストレスが溜まりやすかったり、疲れがなかなか取れない、という不調を引き起こす場合があります。呼吸を深めるのに注目したい筋肉は「外腹斜筋」。ここをストレッチするだけで心身ともに元気になれますよ。
身体の中心部にある「外腹斜筋」
外腹斜筋という筋肉に、聞きなじみのない人も多いかもしれませんが、体の中心部にある大きな筋肉です。お腹の左右についていて、両方を動かすと体を前に曲げたり横に倒すことができ、また左右一方を動かすと体をねじる動きにつながります。
デスクワークや育児などの動きで、お腹がぺちゃんとつぶれている姿勢が長い人や、歩くことが少ない人の場合、外腹斜筋が硬くなっているかもしれません。
「外腹斜筋」が硬いと呼吸が浅くなるのはなぜ?
外腹斜筋は肋骨から骨盤にかけてついていて、縮むと肋骨が締まり、伸びると肋骨が開く動きをします。よって外腹斜筋が硬くなると、肋骨の動きが悪くなり、呼吸が浅くなるのです。呼吸が浅くなると酸素を取り込みにくくなり、疲れやすくなるため注意が必要です。
呼吸を深める外腹斜筋ストレッチ
呼吸を深めるために必要な外腹斜筋の柔軟性を高めるストレッチを紹介します。
⒈足を前に投げ出して長座の姿勢で座り、両手を肩の高さで左右に広げます。
⒉体を右にねじります。腰からしっかりねじり呼吸を続けます。
3.何度か繰り返し、反対側も同様に行います。
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AUTHOR
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
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