腰痛の原因は縮こまった腸腰筋にあり!【座り時間が長い人向け】椅子を使った腰痛改善簡単ストレッチ
座りっぱなしによる腰の不調を改善するには、適度な運動が不可欠と言われていますが、とはいえ、忙しい時にはなかなか難しいもの。今回は、そんなあなたにおすすめ!デスクワーク中、その場でサクッとできる簡単なストレッチのご紹介です。縮こまった太腿の付け根(腸腰筋)の緊張を解き、血液やリンパの流れを促進。巡りをよくすることで、腰まわりの疲れやだるさを改善します。椅子を支えにして行うので初心者でも簡単にできますよ。
腰痛と腸腰筋の関係
腸腰筋はお腹の奥、腹筋の深層部にあります。
具体的には、背骨の下部から股関節の内側についている筋肉(大腰筋・小腰筋)と、骨盤の内側から股関節の内側についている(腸腰筋)の3つの筋肉のことです。
腸腰筋は、股関節を曲げたり、骨盤を前に傾けたりするときに働きます。座り姿勢は、まさに股関節を曲げた状態。この姿勢が長くなると、腸腰筋が縮んだままになり、血流や鼠径部リンパの流れが悪くなることで、冷えやむくみ、腰痛などの不調につながります。違和感を覚えたらそのままにせず、早めにケアすることが大切です。
縮こまった腸腰筋を伸ばそう!椅子を使った腰痛改善ストレッチ
デスクワークの合間でも、時間をかけずにその場でサクッできる簡単なストレッチです。椅子を支えに使うので、筋力やバランス力に自信のない人でも簡単にできますよ!
やり方
1)背もたれに手を添えて、椅子の横に立つ
2)片脚を大きく後ろに引いて軽く膝を曲げ、かかとをアップ
3)骨盤を立てて、背骨をまっすぐ伸ばして重心を真下に下す。脚の付け根(腸腰筋)をじんわりと伸ばして5秒キープする。
4}元の位置に戻り脚を入れ替えて同様に行う(3回ずつ)
できたら最後は膝を伸ばしてやってみましょう!
ポイント
深い呼吸とともに行います。腰を反らせたり、体を前に傾けたりせずに、骨盤を立て、安定させましょう。キュッと縮こまった腸腰筋の緊張を解くストレッチです。
まずは5秒、慣れたら10秒キープして更に深めるのもおすすめです。腰痛だけでなく、むくみの予防・解消にも効果的なので、自分のペースで続けてみてくださいね!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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