自律神経を整える!【バキバキ背中解消】椅子に座ったままできる背中ほぐし

 自律神経を整える!【バキバキ背中解消】椅子に座ったままできる背中ほぐし
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背中のこわばりやバキバキ感がある、季節の変わり目や寒暖差で体調がイマイチ…そんな人は自律神経の乱れが原因かもしれません。今回は背骨をしっかり動かして背中の筋肉全体をほぐし、自律神経バランスが整いやすくなるストレッチをご紹介します。

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バキバキ背中と自律神経

背骨のまわりには自律神経が通っています。自律神経は活動モードを司る交感神経とリラックスモードを司る副交感神経の2つから成り立ち、それぞれの働きが優位になったり劣勢になったりしながらバランスを保っています。

自律神経
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姿勢の崩れや運動不足で背中の筋肉が硬くなると自律神経のバランスが崩れる原因にもなるので注意が必要です。

自律神経の乱れで起こりやすい症状

めまい、ふらつき、のぼせ、疲労や倦怠感、睡眠障害、胃痛や腹痛(消化器系の不調)、ストレスの増加

背骨を丸める・反らす・ねじるなど様々な動きをすることで、背中の大きな筋肉が動いてゆるみ、硬さが解消されていき、自律神経のバランスが整いやすくなっていきます。今回は椅子に座ったまま背骨を動かして背中の筋肉をゆるめるストレッチをご紹介します。

【ポイント】心身のリラックスのために副交感神経の働きを高めることは大切ですが、優位になりすぎると体がだるい、やる気が出なくて無気力になるといったこと起こるので注意が必要です。緊張とリラックスの両方が適度にバランスよくあることが大切です。

椅子に座って背中ほぐし

丸める、反らせる

ヨガでは四つ這いになっておこなうキャット&カウのポーズがありますが、椅子に座っても同様の動きをすることができます。四つ這いになると手首や膝に痛みや不快感がある人にはおすすめです。

<やり方>

椅子ストレッチ
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1)椅子に座り、両腕を正面に伸ばして指を組み、手のひらを自分の方へ向ける

2)腕を伸ばしたまま、息を吐きながら背中を丸めていく。あごをひいて目線をお腹の方に向け、肩甲骨の間を広げるように

椅子
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3)腕を下ろして手を椅子の座面、お尻の後ろにつき、息を吐きながら胸を引き上げるようにして目線も斜め上に向けていく。肩甲骨を引き寄せるように

4)呼吸に合わせて、背骨を丸める、そらせるの動きを何回か繰り返す。

ねじる

<やり方>

椅子ストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida

1)背すじをまっすぐに整えてから、息を吐きながら上半身を左側へねじる

2)左手を後ろ、右手を右の太ももの外側に添え、目線を肩越しに斜め後ろへ向ける。背もたれのある椅子を使う場合は右手で背もたれをつかむとねじりやすい。左のお尻に体重がかかりすぎないように注意しながら左右の座骨を均等に座面に安定させると、ねじりの効果がアップします

3)5呼吸を目安にキープし、終わったら反対側も同様におこなう

前屈する

もも裏をストレッチするイメージが強い前屈ですが、それだけではなく背中を伸ばしたり心を落ち着ける効果もあります。もも裏の硬さが気になって苦手意識を持たれがちな前屈ですが椅子に座ればその心配はありません。

<やり方>

椅子
Photo by Kayoko Yoshida

1)椅子に座ったまま上半身を倒してお腹を太ももにつける。お腹まで倒れるのが難しい場合は、クッションなどを太ももの上に乗せ、そのクッションを挟むように上半身を倒す

2)5呼吸前後を目安にキープし、腰から背中にかけての伸びを意識する

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AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



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