Sayaのマンスリー星占い【マインドフルネス占星術】12星座共通／9月の運勢

12星座共通の、今月の星まわり

８月は、現実化とルールの星・土星、境界を溶かす星・海王星、変容の星・冥王星といった外惑星に加え、愛と美の星・金星も「逆行」しているなかで迎えました。さらに、24日には思考や伝達の星・水星、29日には自立や変革の星・天王星も「逆行」。土星の「逆行」の間は、物ごとが思うように運ばないことも多いですし、金星「逆行」で愛情のもつれが生まれたり、天王星の「逆行」で自立心がよくない方向で働いたり。水星「逆行」も、おとめ座でのこと。コミュニケーションや段取りの狂いを生みやすいために、人間関係でも不協和音が響きやすいときでした。

そんななか、8月31日には土星や海王星が「逆行」しているうお座で満月があったために、心のなかでモヤモヤしていた思いが外に出てくる。不安がピークになるなどが考えられますが、満月を過ぎると、つまり9月に入ると、揺れる思いは徐々に落ち着いてきそうです。

ただ、9月4日に金星は「順行」しますが、今度は拡大と保護の星・木星が「逆行」。木星の「逆行」では騒ぎが大きくなるようなところがあります。おうし座での「逆行」なので、おうし座の象徴する〝豊かさ〟を求める心理が大きくなるかもしれません。豊かさが足りないように感じたり、与えられていないと思ったりもありそうです。

もちろん、まだ水星も「逆行」しており、引き続き、日常生活におけるうまくいかない感じというのはあるでしょう。その軋轢がある程度、収束してくるのは15日のおとめ座の新月と16日の水星の「順行」を過ぎてから。ようやく混乱が落ち着いてくるのです。

9月は、星座間の惑星の移動は、23日の太陽のてんびん座入りまでありません。全体に、事態は動きづらいですが、9月上旬には金星、中旬には水星といったパーソナルな天体の「順行」があることから、楽しいことをしようと前向きになり、日々を過ごしているうちに考えもまとまってくる。太陽がてんびん座に入れば、自分のことでいっぱいいっぱいな状態は落ち着き、人とつながっていくこともできる。人と話しているうちに、29日のおひつじ座の満月で、やりたいこともまとまってくる。そんなひと月になるのではないかと思います。

占い・文／Saya

アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、アストロロジー・ライターに。「エル・オンライン」、「LEEweb」の星占いも好評。現在は、京都で夫と二人で暮らし、晴耕雨読の日々。新刊、『星を味方につける生き方、暮らし方〜不安な時代に翻弄されずに私を生きる〜』（1540円/集英社）が好評発売中。

イラスト／maegamimami

イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。