「老け見え要素」を退治するならコレ!骨盤底筋群&内転筋を同時に刺激する「骨盤力」UPエクサ
老けて見える猫背、O脚・X脚、ぽっこりお腹や腰痛など、さまざまな不調と関わっていると言われる骨盤底筋群。言い換えれば、骨盤底筋群こそが若返りのカギです!また、骨盤と切っても切れない関係にあるのが内転筋。今回はこの2つの筋肉を鍛えることで【骨盤力UP = 若返り】を目指します!!
若返りのカギは骨盤力にあり?!
骨盤底筋群とは?
骨盤底筋群は、骨盤の底にある3層の筋肉のことを指し、ハンモック状になって子宮・膀胱・直腸などの内臓を支えるほか、排泄のコントロールなどを行なっています。
骨盤底筋群は、主に妊娠・出産、加齢、そして姿勢の悪さなどが原因でダメージを受けやすく衰えやすいと言われています。
例えばパソコンに向かう姿勢で猫背になりお腹のところで体が折れ曲がると、骨盤が後ろに倒れて(後傾)内臓が下がります。すると骨盤底筋群に過剰な負荷がかかりハンモックは伸びて緩んでしまう、というメカニズムです。長時間のデスクワークなど、現代社会は骨盤底筋群を衰えさせる要因が増えています。
骨盤底筋群が衰えるとどうなるの?
骨盤底筋群が衰えると、頻尿・尿もれなどの排泄トラブルの他、ボディラインの崩れなど、加齢を促す体になってしまいます。一方で、骨盤底筋群を鍛えてしなやかさを保てば、姿勢の改善・安定、スッキリしたお腹、ウエストのくびれ、ヒップアップなどの嬉しい効果が期待できます。
骨盤力のパートナー・内転筋とは?
内転筋は恥骨筋・短内転筋・長内転筋・大内転筋・薄筋の5つの筋肉から構成される筋肉の総称で、脚の付け根から、太ももの内側を走っています。5つの筋肉はすべて骨盤の前側中央にくっついていて、この内転筋のしなやかさは骨盤の傾きと全身の姿勢に大きく影響を与えています。
骨盤力を上げるためには、骨盤底筋群だけでなく、この内転筋も鍛えていくことが大切です。
今回は、この骨盤底筋群と内転筋を一気にダブルで使える「骨盤力UPエクサ」のご紹介です。若返りのカギを握る骨盤力を養って、若くて女性らしいボディを手に入れちゃいましょう!
若返りのカギ☆ダブルで効く!【骨盤力UPエクサ】
エクサ1
①椅子に腰掛け足を大きく開きます
*ポイント:骨盤が後ろに傾かないよう、腰・肩・耳が横から見てまっすぐになるよう座りましょう。
②息を吐きながら、ゆっくりと骨盤を前に倒し前傾になります
③ 呼吸を止めずにゆっくり、①と②を繰り返しましょう
エクサ2
エクサ1の発展です。
① エクサ1②の状態に入ったら、腕を横に広げます
② 息を吐きながら、椅子からお尻を浮かせます
③ 呼吸を止めずに、①と②を繰り返しましょう
エクサ3
① 椅子に腰掛け、足を大きく開きます。腕をTの字に横に伸ばし、手首を曲げて空気の壁を押すようにしましょう
② 息を吐きながら椅子から立ち上がります。この時、手は胸の前を通って頭上で合わせ、体を引き上げるアクションの手助けをしましょう
*ポイント:足で地面をしっかり踏み締め、内股を引き寄せる力を使って立ち上がります。
③ 呼吸を止めず①と②を繰り返しましょう。
おまけのエクサ
①ヨガマットの代わりにタオルなどの滑りやすいものを用意します。その上で足を大きく開いて立ちます。腕はエクサ3同様、Tの字に横に伸ばします
②開いた足を閉じて、タオルを中心に集めましょう。腕はエクサ3同様、頭上に伸ばし手を合わせます
*ポイント:足でしっかり地面を踏み締め、内股を引き寄せます。体を引き上げる力(骨盤底筋群)と足を中心に集める力(内転筋)の集大成です!
*注意:おまけエクサは、膝や足首などに怪我や不安がある方にはおススメしません。
【骨盤力UPエクサ】で骨盤力を上げて、生活の質も美意識もダブルで上げ上げで行きましょう!ぜひお試しください♪
動画はこちらからご覧ください
AUTHOR
井上浩子
2002年、留学先NYのバレエスクールの授業でヨガに出会う。厳しいプロ生活で心身を壊したことをきっかけにヨガは欠かせないライフワークに。自身の経験から、「自分に安心できる感覚と自分への愛おしさを取り戻す」をモットーにレッスンを展開。 解剖学に基づく効果的なシークエンス構成と 誰にでもわかりやすいインストラクションに定評がある。日米指導歴14年・バイリンガル講師・RYT500。オンライン&対面レッスン、指導者養成のほか、ヨガ関係の通訳・翻訳も行う。
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