「若づくり」ではなく「若見え」を叶える!肋骨まわりを動かして美姿勢になる若返りストレッチ
加齢は止められないけれど、見た目年齢は変えられます!「若く見られたい!」その願いは姿勢を意識することで叶うかもしれません。今回紹介するのは、肋骨まわりをほぐしながら背骨や体側にアプローチする、美姿勢のためのストレッチです。座ったまま手軽にできるので、リラックスしてやってみましょう!
若づくりせずに見た目年齢を下げるには?
背中や腰が丸くなった姿を想像してみてください。うつむきがちなその姿勢は、実年齢以上に老けて見えるはずです。実は見た目年齢を下げるのは簡単!丸まった背筋をすっと伸ばすだけで若々しい印象を与えることができるのです。もう、頑張って若作りする必要はありません。
肋骨まわりを動かすと姿勢が整うのはなぜ?
まず自分の肋骨の位置を確認してみましょう。左右の肋骨の中には肺があり、肋骨まわりには呼吸に関わる筋肉(横隔膜・肋間筋)があります。肋骨まわりの柔軟性は呼吸筋の柔らかさに繋がり、深く柔らかい呼吸は、縮こまった背骨一つ一つをしなやかな動きに導きます。深い呼吸に合わせて肋骨や背骨をほぐすことで、胸椎の動きがなめらかになるため、背筋が自然に伸びて綺麗な姿勢が無理なく保てるようになるのです。
肋骨まわりを動かして姿勢を整える「美姿勢ストレッチ」2ステップ
ステップ1:ほぐす編
まず、肋骨まわりの筋肉をほぐすストレッチからスタート!
1.かかとの位置を自分から少し遠ざけ、楽なあぐらの姿勢で座る
2.頭の後ろに左手をセット。息を吸って肘を少し後ろに引いて、胸を広げる。視線は斜め上へ
3.息を吐いて腰と背中を丸め、肋骨を閉じながら左肘を右膝に近づける
4.呼吸に合わせて5回繰り返し、反対側も同様に行う
ステップ2:伸ばす編
肋骨まわりをほぐした後は心地よく広げて体側を伸ばしましょう!
1.頭の後ろに左手をセット。息を吸って背筋を伸ばす
2.息を吐きながら左肘を引き上げながら体を左に傾ける
3.左の肋骨まわりを広げながら体側を伸ばし、呼吸を5回繰り返す
4.息を吸いながら体を元に戻し、手を入れ替えて反対側も同様に行う
ポイント
肩の力を抜きましょう!肘を開きにくい場合は、手の位置を耳の後ろに添えてやってみるといいでしょう。
呼吸筋をしっかり使い、肋骨、背骨まわりに呼吸を通します。呼吸の動きと連動させることで、リラックス効果が高まります。ストレスや疲労で乱れがちな、自律神経のバランスを整えることにも役立ちます。見た目だけでなく、心の若返りにも効果的ですよ!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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