体年齢は背骨で決まる!床&壁を使ってしなやかさを取り戻す「背骨整えヨガ」
姿勢を支える要となる背骨は、加齢や生活習慣によって硬くなりがちに。そこで、行いたいのが床と壁を使ったヨガワーク。安全かつ、効果的に背骨を整えることができます。
重力に負けない強さと柔らかさのある背骨をキープ
「頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨と椎骨が積み重なっている背骨は、重力の負荷がかかりやすく、骨格の中で最も早く老化するとも言われています」と梅澤友里香先生。
加えて、長時間座りっぱなしの姿勢を続けていたり、偏った日常動作のクセ、運動不足などによって筋力が低下することも、背骨の老化を加速させる原因に。
「背骨が老化すると、椎骨と椎骨の間が詰まったり、可動域が狭くなり体を動かしにくくなるほか、心身の不調を招くことにも。また、背骨には呼吸をするときに使われる横隔膜が付着しているため、背骨の動きが悪くなると呼吸が浅くなり、ヨガポーズにも悪影響を及ぼしやすくなります」
では、背骨を正常に整えるにはどうすればいいでしょう?
「まずは、今の背骨の状態を把握して。そのうえで、背骨にかかる重力の負荷を軽くする床を使ったワークと、背骨まわりの筋肉を正しく使うことができる壁を使ったワークを行います。無理はせず、背骨の安定性を高め、可動域を広げて、しなやかさを取り戻して」
「床は重力の負担がないから 背骨が伸びやすく 壁はプロップスとして使えば、 背骨まわりの筋肉を正しく使えます!」
ポーズで無理をしないためにまずは背骨(頚椎・胸椎・腰椎)の状態をチェック!
姿勢や動きから背骨の状態を確認し、体を適切に動かすことができるか、チェックしましょう。難しい動きは無理をしないことが大事です。
背骨はS字を保っている?
背骨に適度なスペースがあるとS字を保てる
壁に後頭部、肩、お尻をつけて立ち、壁と腰の間の空間をチェック。背骨の椎骨と椎骨の間に適度にスペースがあり、背骨本来のS字カーブが保たれていると、手のひら1枚分から拳1個分の空間ができます。
手のひら一枚分のスペースある ?
壁と腰の間に隙間がないのは猫背、拳1個分以上空くのは反り腰気味。下のワークで背骨の詰まりを解消して。
床を使ったヨガワークで「背骨の詰まり」を取る
床に体を預けることで背中に余計な力が入らず、背骨の詰まりを効率よく取ることができます。背骨を気持ちよく伸ばす意識で行って。
骨盤ゆらし+半月のポーズで背骨の土台をゆるめる
背骨の土台となる骨盤。その中でも、特に背骨と骨盤のつなぎ目の仙腸関節が硬いと、背骨が詰まる原因に。まずは、このワークで仙腸関節の硬さをほぐし、動きやすい状態に背骨を整えましょう。
①仰向けになり、両脚を腰幅程度に開いて膝を立てる。両手を頭上に伸ばし、親指を絡める。右の骨盤を上に引き上げて戻す→左の骨盤を上に引き上げて戻す。これをくり返し、ユラユラと腰を動かす。
②両膝を伸ばす。右脚を右側へ動かし、右足首の上に左足首を重ねる。右手で左手首を掴み、右側に引っ張る。左の体側に呼吸を入れながらゆるやかなカー ブを描くように背骨を伸ばす。反対側も。
教えてくれたのは...梅澤友里香先生
ヨガティーチャー、ウェルネスライフアドバイザー、モデル。わかりやすく親しみやすい指導に定評がある。
ブラトップ¥19,800(ボトムとセット価格)、レギンス¥13,200、トップス¥12,100、レギンス¥11,000/すべてチャコット・バランス(チャコットお客さま相談室 0120-155-653)
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く