反り腰の人は腰が硬い?【メリットしかない】体の線も整う腰伸ばし3分ストレッチ
反り腰が引き金となっているボディラインの崩れは数知れません。反り腰改善には、腰を伸ばすことが大切です。3分でできる腰伸ばしエクササイズをご紹介します。
反り腰でボディラインが崩れる!
反り腰は以下のようなボディラインの崩れを引き起こします。
下腹ポッコリ
反り腰の方は骨盤が前傾しているため、コアと呼ばれる、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋などの筋肉が働きにくくなります。結果、お腹が緩んだ状態になり下腹ポッコリにつながります。
前もものハリ
骨盤前傾の状態だと、歩行の時に脚を挙げる筋肉「腸腰筋」の働きが悪くなるため、代わりに前ももの筋肉「大腿四頭筋」などが発達し、前もものハリにつながります。
くびれができにくい
代表的な呼吸筋である横隔膜は、腰の背骨にも付着しています。反り腰で背中の真ん中あたりから腰の緊張が続くと、そこに付着する横隔膜の動きも悪くなり、呼吸の際に代わりに肋骨の下の方が過剰に開き呼吸するようになります。
このような呼吸が続くと、肋骨の下の方が前方と左右に開いたままになるため、くびれができにくくなります。
反り腰のデメリットをボディラインの崩れに絞ってご紹介しましたが、見た目の問題にとどまらず、後々痛みや不調などにもつながることは、容易く想像できますね。
反り腰が全身に及ぼす悪い影響は、思った以上にあるのです。
反り腰の人は腰が硬くなっている
反り腰の人は、「胸腰筋膜」という背中から腰にかけての筋膜が硬くなって動きが悪くなっていることが多いです。
骨盤の後傾がうまくできない方、長座で骨盤を立てて座るのが苦手な方などは、この胸腰筋膜が硬くなっている可能性があります。
筋膜は、動きが悪くなると弾力性が失われます。
反り腰を改善するには、まずはこの腰胸筋膜を動かし、弾力性を蘇らせることが必要です。
硬くなった腰を伸ばすエクササイズ
- あぐら座で坐骨に乗り上げるように座る。両手は膝にあてる
- 息を吸って、吐きながら坐骨を前に送り出す。それに伴い骨盤が後傾する。
- 息を吸いながら坐骨を床に突き刺し、骨盤を起こす。これを繰り返しながら徐々に動きを大きくしていく。
ポイント
- 最初に骨盤から動かす。先に頭が落ちたり、背骨の上の方が動き出さないようにする。
- 最初の動きでは頭の位置はできるだけ変えない意識で行う。
- 腰の皮膚が伸びる感覚があればOK!
詳しい動きはこちらの動画をご確認ください
骨をひとつひとつ動かす意識で行うと効果がアップします。坐骨を前に押し出す感覚が分かりにくい方は、坐骨の下にタオルなどをひいて、タオルを前に押し出すとわかりやすいですよ。
ぜひやってみてください!
AUTHOR
齋藤美紀子
航空会社CAなどを経験後、妊娠・出産を経てボディメイクトレーナーとして始動。「忙しい人こそ、健康で美しく」をテーマにした朝5:30〜6:00のオンラインボディメイクレッスン「早起きボディメイク」を主宰。運動したいけれど子育てや仕事で忙しく、スタジオに通う時間が取れない方に、自分の体と向き合う時間、効率的にボディメイクできる場を提供している。早起きボディメイクはライブレッスンと動画見放題で月額3000円。FTPピラティスベーシックプラスインストラクター、rfca(骨格ボディメイク)認定スペシャリスト。
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