【意外】ヨガ&瞑想初心者は「股関節」を動かすのが良い?股関節ヨガでマインドフルネス上手になる理由
ヨガ初心者、瞑想初心者、マインドフルネスビギナーの方は、まず股関節を動かしていくと上達が早くなるかも?その理由と、簡単な股関節エクササイズをご紹介!
ヨガ&瞑想ビギナーは股関節を動かすのが良い
ヨガを始めたばかりで、身体が上手に動かせなかったり、呼吸を意識できないという方。瞑想やマインドフルネスを生活に取り入れたいけど、なかなか集中できず、すぐに意識が「明日のご飯の献立」「仕事のタスク」「好きな人との妄想」に飛んで行ってしまうという方。まずは股関節を動かすことから始めてみませんか?ヨガは身体を動かすものだからわからなくもないけど、瞑想なのになぜ股関節?その疑問をまずは解説していきます。
股関節の特徴
身体には200~300の大小さまざまな関節が存在していると言われています。その中でも股関節はこのような特徴を持っています。
・とても大きい関節(身体の関節の中で一番大きい関節は、股関節という人もいれば、膝関節という人もいるようです)
・人体の中で一番長くて大きい骨「大腿骨」が関わる関節
・人体の中で、一番関わる筋肉の数が多い関節
・上半身と下半身のつなぎ目となる要の関節
・神経や太い血管とのかかわりが深い関節
・球関節という動きの自由度が高い関節
・歩行するときに体重がかかる荷重関節と言われる関節
・関節のすぐ近くに内蔵があり、関節を動かす筋肉と内臓の連動性が強い関節
まとめると股関節は、大きく、色々な方向に動かせる自由度が高く、関わっている筋肉や神経・内臓が多という関節。つまり、股関節を動かすと、色々な側面から変化や効果を感じやすいのです。
股関節から内観の練習
ヨガや瞑想のビギナーの方は、自分の身体の動かし方がわからない、呼吸に意識を向けることができない、意識を内側に向けることができないといった課題にぶつかることが多くあります。そこで大きく自由度が高く効果や変化を感じやすい股関節を動かし、その体の状態を観察していくことで、内観する力をトレーニングすることができます。
サンプルのエクササイズを行いながら、簡単にできる内観を体感してみましょう。
1.脚を伸ばして座ったら、片方の膝を立てる
2.立てた膝を内側ー外側に揺らす
3.膝を内側に寄せたところで上半身をねじり5呼吸程度キープ
4.膝を外側に倒したところで上半身を逆側にねじり5呼吸キープ
この動きを行った後に、あぐらになってみたり両ひざを伸ばして脚を揺らしてみたりして、エクササイズを行った方と行っていない方の股関節の感覚や脚全体の感覚の違いを味わいます。この身体の内側に意識を向けることが内観です。股関節は、関節の特徴から少し動かすだけでも多くの筋肉にアプローチできたり、血流がアップしたり、神経にもアプローチでき、いろいろな側面で変化出やすいため、変化に気づきやすく、内観できていると自覚しやすいのです。
まずは大きな関節を動かして、左右の差を感じることから内観の練習を始めていきましょう。内観に慣れてくると、呼吸の変化やマインドの変化など、より微細な内側の変化への気づきが得られるようになり、ヨガや瞑想が深まっていくのを楽しむことができるようになるでしょう。ヨガ初心者や瞑想ビギナーの方は、まずは股関節を動かすことから!股関節にフォーカスした股関節ヨガもオススメです。
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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