【長時間座っている人に多い】股関節の詰まり感・違和感を解消する腸腰筋ストレッチ
股関節に何か挟まったような違和感、股関節の詰まりを感じていませんか?股関節の詰まりは骨盤が前後左右に傾いたまま、長時間座ることで引き起こされます。今日は骨盤を後ろに傾けた時に生じる股関節の詰まりを解消するストレッチをご紹介します。椅子に座っている時に、つい背もたれに寄りかかりすぎてしまう、お尻を椅子の前へスライドさせてのけぞって座る癖がある、そんな方は骨盤が後ろに傾いています。ぜひ、このストレッチで股関節の詰まりを解消していきましょう。
骨盤が後ろに傾くと股関節が詰まる理由
骨盤が後ろへ傾くと(骨盤後傾)、なぜ股関節が詰まってしまうのか?それは骨盤を後ろに倒した時に、つけ根(腸腰筋)に力が入るからです。付け根に力が入らなければ、姿勢を保つことができず、付け根は真っ直ぐに伸び、椅子から落ちてしまいます。
上の図のように、
・つい背もたれに寄りかかって座ってしまう・お尻を椅子の前へスライドさせて座ってしまう
こんな癖がある方は骨盤が後傾に傾いて座っています。
骨盤が後ろへ傾いたまま、長時間座りっぱなしでいることが多い方は股関節が詰まりやすいと言えるでしょう。つけ根が詰まったままでいると、足を動かしにくくなったり、血流が悪くなり脚のむくみの原因にもなります。
つけ根をストレッチし、骨盤後傾から骨盤を立てる方向へと誘導し、つけ根の詰まりを根本から解消しましょう。
股関節が硬い人向け!エクササイズのポイントを抑えよう
今回ご紹介する股関節のストレッチは股関節が硬い人向けの優しい内容です。
つけ根を伸ばそうと思うと、床で脚を縦に開く動きが多いです。そうすると、体の重さが股関節への負荷になり、気持ち良さを通り越してストレッチに痛みを感じる場合もあります。
そこで、今回は椅子をアシストとして使い、体の重さが椅子にかかるようにしています。無理な重さが股関節にかかることなく、気持ち良くストレッチできます。
ストレッチの際、筋肉が硬くなりすぎて、伸びる感覚がない方もいらっしゃいます。深呼吸しながら、フォームを保ったままキープすると次第に筋肉が伸びてきます。ストレッチに慣れてきたら、椅子を外して、体の重さを股関節にかけてください。【股関節が硬い人向け】股関節の詰まりを解消する腸腰筋ストレッチ
1)椅子に浅く座ります
椅子は脚が動かないものを選んでください。
2)片足を後ろに伸ばします
伸ばしていないもう片方の脚のお尻で椅子に座るとやりやすいです。
3)つけ根をストレッチ
伸ばした後ろ足の膝を伸ばして、つけ根をストレッチします。膝を伸ばすタイミングで背筋を上へ伸ばすとバランスがとりやすく、気持ち良くストレッチできます。片足ずつ10回行ってください。
▼動画で見る▼
骨盤が後ろへ傾いたまま、長時間座りっぱなしでいることが多い方は股関節が詰まりやすいです。座る姿勢が崩れてきそうになったら、つけ根をストレッチしましょう。骨盤後傾から骨盤を立てる方向へと誘導し、つけ根の詰まりを根本から解消できます。
AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
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