脚の付け根の鈍い不快感は伸ばすだけじゃ解消しない!股関節の詰まり感を改善する3分ストレッチ

 脚の付け根の鈍い不快感は伸ばすだけじゃ解消しない!股関節の詰まり感を改善する3分ストレッチ
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伊藤香奈
伊藤香奈
2022-04-08

長時間の座り仕事で、脚の付け根に鈍い痛みを感じる方や、つまり感を感じる方、またむくみで脚がパンパンという方、股関節を動かすことで脚が劇的に軽くなるかもしれません。ポイントは「伸ばすだけじゃダメ!」。ストレッチで改善を感じられない方はぜひ試してみて。

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股関節を整えるには伸ばすだけではダメ?

長時間の座り仕事や移動で座っている時間が長くなると、脚の付け根に鈍痛を感じたりつまり感を感じることはありませんか?その痛みと同時に脚全体のむくみも現れ、脚はパンパン、付け根はズキズキと下半身全体が何ともいえない不快感を感じるという女性も多いはず。そんな時、多くの方はアキレス腱を伸ばすように、立った姿勢から片足を後ろに引き、脚の付け根を前に押し出すようにして股関節を伸ばすような動きを行う方が多いと思いますが、実はそれだけでは股関節の状態は整いません!

腕や太ももの前・後ろなどの筋肉は筋肉は、一方方向=身体の中心から外に向かって直線的についていることが多いですが、股関節は縦方向だけではなく、横方向、斜め方向と色々な方向に筋肉が複数重なっており、とても複雑な構造をしています。そのため、脚の付け根を伸ばす一方方向のストレッチも、効果はゼロではありませんが、それだけでは不足しているかもしれません。股関節の不調を感じたときは、伸ばす・縮める・回すといった具合に、色々な方向に動かしてあげるのが効果的と言えるでしょう。

股関節のつまり感を解消する3分エクササイズ

脚のつまり感を感じたら、伸ばすだけではなく股関節をあえて縮めたり、回したりと色々な方向に筋肉を使うことで、股関節周りの硬くなった筋肉を全体的にほぐしていくことができます。動画を見ながら早速トライしてみましょう!

やり方:

1.正座の状態から片足を後ろに引き、つま先をマットに引っ掛ける

2.両手を身体の前方につき胸の中心を斜め上に引き上げ股関節のストレッチ

3.両手を2より30cmほど前につき、体重を前方にスライドして四つん這いの姿勢になる

4.後ろに伸ばしていた脚の膝を曲げて、股関節を3~5周回し(内まわし・外まわし)股関節周り全体の筋肉を動かす&ほぐす

5.2~4の動きを片足2~3回繰り返す

6.2の状態から膝を曲げて足首をつかみ、太ももの前をストレッチする

*片足が終わったら、もう片方も行う

 

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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