【不調の原因】季節の変わり目や台風の時期の消化不良&倦怠感は脾臓が原因?脾をケアするヨガ
日本の梅雨から夏にかけての時期は湿度も気温も高く、なんとなく不調が続く方も多いです。東洋医学の考えでは、この時期は脾臓へ負担がかかりやすいことが原因で様々な不調が生じるといわれています。今回は、脾臓に負担がかかると生じる不調とその対策をお伝えします。
脾臓に負担がかかると起きやすい不調とは?
脾臓というとあまり馴染みがない方も多いですが、東洋医学の考えでは、脾臓は胃と対となって摂取した食べ物から栄養を取り出し、全身に栄養を運ぶ役割があるといわれています。さらに、内臓を正常な位置に収めたり、脂肪が垂れないように維持したりといった役割もあります。また、脾臓は思考と関わりがあるとも言われています。そのため、脾臓に負担がかかると心身ともに様々な不調が生じてしまいます。実際に、どんな不調が生じる可能性があるのでしょう?
・胃もたれ、下痢や便秘といった消化不良
・なんとなくだるい日が続く
・太りやすくなった
・ぽっこりお腹
・股関節の動きが悪くなる
・甘いものをやけに食べたくなる
・肌色が黄色っぽくなった
・やる気や元気がでない
・考えすぎてくよくよしてしまう
脾臓に負担がかかりやすい時期とは?
脾臓には負担がかかりやすい時期があります。脾臓は熱と湿度に弱いため、日本の梅雨〜夏、台風が発生している時は脾臓に負担がかかりやすい時期です。季節の変わり目にも負担がかかるため、日本では梅雨時から初秋までは特に注意が必要です。この時期はいわゆる夏バテに陥りやすい時期ですが、夏バテ症状と脾臓の不調は共通する部分があるため、夏バテももしかしたら脾臓のエラーかもしれません。自分でできる不調対策をしてあげましょう。
脾臓をケアするヨガでケア
脾臓と、対を成す胃のケアをするアーサナ(ポーズ)をとってケアしてみましょう。
カポターサナ(鳩のポーズ)で股関節を緩める
1. 四つ這いになり、左膝を両手の間に下ろし、左足先を右側にずらします。右足は膝と足の甲を下ろし、真っ直ぐ伸ばしましょう。左のお尻が浮いてしまう場合は、左のお尻の下にブランケットやクッションなどを入れてサポートしてみましょう。
2. 息を吐きながら前屈します。両手で枕を作ったり、ブロックの上に顔を下ろしても良いでしょう。5呼吸キープします。
3. 反対側も同様に行いましょう。
横向き寝で前ももを伸ばしましょう
1. 左側を下にして横向きに寝ます。両膝を曲げましょう。
2. 右足先を右手で掴み、右足をお尻側へ引いていきます。心地良く前ももが伸びているのを感じるところまで引っ張り、5呼吸キープしましょう。
3. 反対側も同様に行います。
ワニのポーズのバリエーションで腹部を捻る
1. 仰向けになり、両膝を立て、右足が上になるように足を組みます。
2. 息を吐きながら両足を右側に倒し、顔は左側に向け、左手を肩の高さに伸ばします。左肩がマットから浮かないように調整しましょう。浮いてしまう場合は足の角度を中心に少しずつ戻します。5呼吸キープしましょう。
3. 反対側も同様に行います。
いかがでしたでしょうか?時間が取れる時には、動画を見ながら一緒に動いてみるとより効果的です。ぜひ繰り返しお試しください。
ライター/磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
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