股関節が硬くなると下半身が太くなる?【柔軟性アップで下半身やせを実現】股関節ほぐしエクササイズ


デスクワークや長時間の座り姿勢、運動不足によって、気づかないうちに固まってしまう股関節。股関節が硬くなると下半身太りや姿勢の乱れ、疲れやすさの原因になることも。そんな時におすすめなのが股関節を優しくほぐすエクササイズ。深呼吸とともにゆっくり動くことで筋肉の緊張が解け、しなやかで美しいボディラインを目指せますよ。
股関節ほぐすと柔軟性が上がってしなやかボディになる理由
「もっと柔らかくなりたい」「しなやかな体に憧れる」そんな方に注目してほしいのが股関節の柔軟性。股関節は全身の動きの土台となる重要な関節なので、しっかりほぐすことで驚くほど体全体が変わっていきます。
体の可動域が広がり、しなやかな動きができるように
股関節は脚を前後・左右・回転と、多方向に動かせる関節です。ここが硬いと、歩く・しゃがむ・足を伸ばすといった動きがぎこちなくなりがち。股関節をほぐすと動作の幅が広がり、滑らかでしなやかな体の動きが可能に。ダンスやヨガ、スポーツのパフォーマンスも向上します。
筋肉のバランスが整い美しい姿勢に
股関節が硬いと骨盤の位置がずれやすくなり、猫背や反り腰の原因に。そうなると体のラインが崩れるだけでなく、筋肉のバランスも乱れてしまいます。股関節をほぐすことで骨盤が安定し、自然と美しい姿勢をキープでき、体幹が整うことで見た目もスラッとした印象になります。
代謝アップ&脂肪が燃えやすい体に
股関節まわりにはお尻や太ももなど大きな筋肉が集中しています。柔軟性が高まるとこれらの筋肉がしっかり使えるようになり、基礎代謝がアップ!結果、痩せやすく太りにくい、引き締まったボディにつながります。
ケガの予防にも効果的
運動中のケガの多くは関節や筋肉の硬さが原因。股関節をほぐすことで動きに柔軟性が生まれ、転倒や筋肉の負担を減らすことができるため、長く健康的に体を動かせるようになります。
股関節をほぐすことで、ただ体が柔らかくなるだけでなく、姿勢・代謝・筋肉のバランスまで整い、全身のしなやかさと美しさが引き出されます。日々のストレッチやヨガの中に、股関節を意識した動きを取り入れて、内側から整った理想のボディを目指しましょう!
股関節ほぐしてしなやかボディをつくるエクササイズ
今回は股関節をほぐして、しなやかなボディを叶えるためのエクササイズを3つご紹介します。
座った四の字のポーズ
<やり方>

1)床やヨガマットの上に座り、両脚を前に伸ばして座る。猫背にならないよう注意しましょう
2)脚を組み、片膝を曲げて、反対側の膝の上に足首を乗せる。脚が数字の4の形に見えるようにしましょう。無理に膝を下げなくてOKです
3)背中の後ろに手を置き、指先をお尻の方向へ向ける。背筋はまっすぐ伸ばし、胸は開きましょう
4)お尻を床から浮かせないようにしながら、上体を足に向かってゆっくりと体を前に傾けるか、手で体を支えたまま脚の方へ体を近づける。膝が浮きすぎる場合は、無理に押さえずにそのままでOKです
5)深呼吸をしながら体勢を20〜30秒キープ
6)反対側も同様に行う
腰や膝に不安がある場合は、クッションやブロックを使って姿勢をサポートしてください。
膝頭に頭をつけるポーズ
<やり方>

1)ヨガマットに座り、両脚を前に伸ばして長座の姿勢になる
2)右膝を曲げて右脚の裏を左太ももの内側に添えるようにします。このとき、右膝はリラックスして横に開いてOKです。
3)上体を正面に向ける。骨盤を左足の方向にしっかりと向けて、背筋を伸ばします。
4)前屈していく。息を吸いながら背筋を伸ばし、息を吐きながらゆっくりと前屈していきます。両手で左足をつかむか、足首やすねでもOK。頭をできるだけ膝に近づけるようにしますが、無理に頭をつけようとせず、背中を丸めすぎないように意識。
5)ポーズをキープ。この状態で5〜10呼吸(30秒〜1分程度)キープ。
終わったらゆっくり体を起こし、反対側も同様に行います。
ポイント
前屈は腰から倒すように、丸めない。
お尻の左右のバランスを意識。
膝が伸びにくい場合は、軽く曲げても大丈夫。
クッションやブランケットをお尻の下に敷くと骨盤が立ちやすくなります。
STEP3.合せきのポーズ
<やり方>

1)スタートポジション。ヨガマットの上に安定して座る(あぐらの姿勢から始めてもOK)。
2)足裏を合わせる。両足の裏を合わせて、かかとを身体の方に引き寄せます。膝は左右に開いて、地面に向かって下げるようにリラックス。
3)背筋を伸ばす。背筋をスッと伸ばして、頭頂部を天井に引き上げるように意識。両手は足の甲または足首をつかむのが一般的です。
4)深呼吸しながらキープ。この姿勢で深い呼吸を5回〜10回(30秒〜1分程度)行います。余裕があれば、上半身を少し前に倒すとさらにストレッチ効果が高まります(背中は丸めすぎないように注意)。
5)ポーズをキープ。この状態で5〜10呼吸(30秒〜1分程度)キープ。終わったらゆっくり体を起こし、反対側も同様に行います。
ポイント
前屈は腰から倒すように、丸めない。
お尻の左右のバランスを意識。
膝が伸びにくい場合は、軽く曲げても大丈夫。
クッションやブランケットをお尻の下に敷くと骨盤が立ちやすくなります。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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