夏の冷えとほてりを解消!アロマを使ったセルフマッサージ動画【疲労回復とヨガ#11】
夏の疲れ、ケアしていますか?今年も猛暑が続き、倦怠感や食欲不振などの不調を感じた方も多いのではないでしょうか?夏の疲れは秋に差し掛かる時期に出やすいので、これからの時期は特に注意したいもの。また、冷房のきいた部屋と屋外との温度差により自律神経が乱れやすいので、身体に負担をかけやすい時期でもあります。 今回の【疲労回復とヨガ】では、夏の冷えに役立つセルフケアをお伝えしていきます。セラピスト直伝のアロマオイルを使った『冷えのぼせセルフケア』で、この時期に出やすい不調を解消していきましょう!解説動画付きです。ご大きな不調を招かないためにも、日々セルフケアを行っていくことをオススメします。
頭がボーッとする…ほてりの原因は冷え?
頭は暑くてボーッとしているけれど、足元は冷えてむくみもある。それが、夏に出やすい「冷えのぼせ」です。冷えとほてりが一緒に起きる状態は、身体がアンバランスに傾いているサイン。その「冷えのぼせ」、一体なぜ起きてしまうのでしょうか?
冷たい飲み物を飲んだりクーラーのきいた部屋で過ごしていると、身体が冷えていきます。暑い時期は入浴時に湯船に浸からずに、シャワーだけで済ませてしまうという人も多いのではないでしょうか?これも冷えを助長する一つの要因です。
夏の間じゅうずっとこの生活習慣を続けていると、だんだんと身体の巡りが滞っていくので要注意!内臓を冷やすような生活習慣は、血液循環やリンパの流れを悪くしてしまうのです。そして結果的に、身体の末端が冷えてむくむという症状につながります。
自律神経の乱れがほてりに繋がる
さらにこの状態が進行すると、身体は体温を一定に保とうとするため通常よりも頻繁に自律神経のバランスを調整しなくてはいけなくなります。身体に通常時より負荷がかかってしまうのです。
自律神経のバランスが崩れると血管が拡張気味になり、顔のほてりに繋がります。そして「頭はのぼせているけど、足元は冷たい」という状態につながっていくのです。
このように、「暑いから顔がほてる」のではなく、冷えているから顔がほてってしまうのですね。頭がボーッとすると感じている方や末端の冷えやむくみが気になる方は、猛暑疲れが溜まる前にセルフケアをしていきましょう。熱中症対策にもなりますのでぜひ実践してみて下さい。
冷えほてり・熱中症予防にはアロマを使った『冷えのぼせ対策セルフケア』
血行不良が起きている足元をまずは温めていきましょう。足元を先に温めることで頭に上った血流を足元へ下ろし、この後の頭のクールダウンをスムーズにしていきます。バスソルトや日本酒をいれたフットバスで足を温め、その後マッサージを行うと更に効果的です。
STEP①まずは足元を温めよう!【足元を温めるセルフマッサージ】
◆足元のセルフマッサージに使用する精油
・ローズマリーオイル
【ローズマリー効果】
ローズマリーは清涼感のあるスッキリとした香りが特徴で、筋肉疲労を緩和し、マッサージの相乗効果により血行を促進する効果があります。
準備
手でオイルを温める。
深呼吸でアロマの香りを吸引してスタート
行い方
1.脚全体へ塗布(足先〜脚全体)
2.脚全体を3回軽めに擦る
3.足裏を母子でほぐす(特に土踏まず)
4.足裏から指先を温めながらほぐす
5.足首回し
6.こぶしを作り、指の背でくるぶし周りを2、3回ほぐす
7.指開き&指を1本1本しごいていく
8.足首付け根と足の甲
9.ふくらはぎ(横)
10.ふくらはぎ(ヒラメ筋)
11.脚前面(前脛骨筋)
12.脚全体を3回軽めに擦る
13.膝裏〜そけい部へ老廃物を流し込む
※反対の脚も同じように行いましょう。
STEP②アロマスプレーで【頭をクールダウン】
清涼効果のあるアロマスプレーで、頭をクールダウンしていきましょう。スプレーは、100円ショップのスプレー容器とドラッグストアで売っているエタノール、精油があれば簡単に作ることが出来ます。外出時に持ち歩くと、気軽にリフレッシュ&クールダウン出来て嬉しいアイテムです。
◆アロマスプレーに使用する精油
・ペパーミント精油
・ゼラニウム精油
◆その他用意するもの
・スプレー容器
・精製水
・エタノール
【ペパーミント効果】
ペパーミントは暑さで火照った身体を冷ましてくれる効果や冷却作用があります。また、清涼感のある香りで脳を活性化させスッキリとした気分をもたらしてくれます。
【ゼラニウム効果】
ゼラニウムはローズに似たフローラルノートの優しく甘い香りが特徴です。また、自律神経の調整や女性ホルモンのバランスを整え、皮脂バランスが崩れやすい夏の肌に潤いを与えてくれる効果もあります。
※アロマスプレーは、ほてりが気になる箇所へ使用してください。例えば、おでこ、首回り、耳の後ろなどがおすすめです!タオルやハンカチにスプレーをかけて患部に当ててあげてもかまいません。
◆その他におすすめのブレンド
・ペパーミント&ラベンダー
*おすすめしている精油は比較的手に入りやすい精油をご紹介していますが、香りの好みが合わない場合や、妊娠中、授乳中の場合は使用をお控えください。
◆マスクへの使用もOKです!
ペパーミントは抗菌作用が期待できるので、マスクへの使用もおすすめです。マスクへシュッと一拭きアロマスプレーをかけてあげるだけで夏の苦しいマスク着用が清涼感のある香りで暑さも緩和できます。
マッサージ解説&動画/YUKI
学生時代に美容師国家資格、CODESCO認定国際エステティシャン資格を取得。エステティシャン・スパセラピストとしてイギリスやフランスへの留学を経験する。東京・大阪・沖縄・オーストラリアなどで多くの富裕層への施術を経験し、美容と健康について知識や経験を深めていく。自身もひどい肌荒れを経験したことから食べたもので心と体はつくられていると実感。現在は、インスタグラムやYoutubeなどでホリスティックな観点から日常に役立つセルフケアを発信している。都内を中心に講座やワークショップ等を開催。
ライター/井上敦子
20代前半、心身のバランスを崩していた時期にヨガに出会い、不眠症をヨガで克服した経験を持つ。30代半ばに勤めていた大手企業を退社し、ヨガ講師に転身。現在は、『眠りのヨガ』と呼ばれるヨガニードラを、古典的な手法に加え最先端の欧米の手法も深く学びながらクラスを展開している。15年間の会社員生活の経験から、現代人の抱えやすいストレスをリリースするクラスを得意とし、導者養成講座・コラム執筆・アプリ監修・海外リトリート主催など幅広く活動中。Instagram:@yoga_atsuko.inouev
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