【湿気に負けない!梅雨時期のヘアケア】枝毛、抜け毛、切れ毛を予防するアーユルヴェーダ的対策

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【湿気に負けない!梅雨時期のヘアケア】枝毛、抜け毛、切れ毛を予防するアーユルヴェーダ的対策

ジメジメ、ベタベタ…憂鬱な梅雨〜夏シーズン。紫外線のダメージも増えてきて、髪の健康が気になる季節です。東洋医学アーユルヴェーダでは、高価なシャンプー、コンディショナーの代わりに、内側の健康状態を整えることで美しいヘアを維持するアプローチをとります。今回は体質別の髪の特徴と、対策についてご紹介します。

髪の健康は骨と関係している?!

アーユルヴェーダでは、髪の毛はアスティダートゥと関係していると言われます。アスティダートゥとは、骨を作り、骨に栄養を与える組織要素のことで、アスティダートゥが栄養を与えているものに他に髪の毛と爪があります。つまり、骨が健康的であるということが、髪の毛と爪の健康を反映しているということです。実際に、私が普段、体質改善の相談を受けていると、抜け毛が多かったり、切れ毛が多かったりする人の多くが、爪も脆く、骨密度も低い傾向があります。そのため、髪を健康にするとは外側から何かを塗るだけでなく、根本的に体内に栄養を与える必要があります。

また、髪の状態は肌や頭皮の状態とも関係しています。毛根は毛細血管(血液と血液中の栄養素)、皮脂腺(油と汗)、神経と繋がっています。そのため、ストレスや緊張、食生活の乱れ、油分の取りすぎなども健康な髪の毛の妨げとなります。

体質ごとの髪の毛の違い

髪の毛の状態は体内の代謝機能に深く関係しているので、アーユルヴェーダでは体質ごとに髪の毛の特徴があると考えます。アーユルヴェーダでは、ドーシャという3つの生体エネルギーの理論があります。3つのドーシャはそれぞれ、ワータ・ピッタ・カパと言い、それらのバランスによって体調や、精神の状態が変わりますが、ここではドーシャごとの髪の毛の特徴を見ていきます。

ワータ(VATA)の髪の毛

ワータ体質(ワータのエネルギーが強い人)の髪の毛は、癖っ毛や天然パーマの人が多く、乾燥しています。生え方はまばらで、髪の量が少なめの人も多いです。ワータ体質の人は、体内の栄養素の循環の力が少し弱いので、髪の毛に栄養が行き届かず、頭皮の乾燥、抜け毛、切れ毛、枝毛になりやすいです。このタイプの人は、まず野菜・肉や魚、卵を食べタンパク質・ビタミン・ミネラルを十分に取ることが必要です。また、頭皮の乾燥を予防するためにもオイルでヘッドマッサージをすると、非常に良い効果が得られます。

ピッタ(PITTA)の髪の毛

ピッタ体質(ピッタのエネルギーが強い人)の髪の毛は、柔らかな猫っ毛の人が多いです。頭皮はどちらかというとオイリーで、髪がぺったんこになりやすいです。ピッタエネルギーとは火に例えられ、熱い性質を持つのですが、このタイプの人は頭部に熱がこもりやすく、熱が頭の細胞に悪い影響を与えます。その結果、若いうちから白髪や薄毛になりやすく、また頭皮は赤みやかゆみを伴うことがあります。油分の多いケアは控え、直射日光を浴びるなど頭を熱くすることも控えます。

カパ(KAPHA)の髪の毛

カパ体質(カパのエネルギーが強い人)の髪の毛は、太く量が多い人が多いです。カパは栄養を効率的に体内で使える体質なので、アスティダートゥも豊富に持っています。そのため、黒々とした、光沢のある、しっかりとした髪になります。しかし、バランスを崩すと、頭皮が油っぽくなるので食べ過ぎや肥満には注意が必要です。

髪の毛を健康にする食生活

では、髪のお悩み別にどんな食生活を取ればいいかご紹介していきます。健康な髪であるためには、栄養が十分に行き渡っていることが重要ですが、たとえ栄養豊富な食べ物を食べていても、その栄養素が毛根まで届いていないと意味がありません。ですので、まずは根本的に消化力が高く、食べ物がよく代謝されている必要があります。その上で、髪の毛や頭皮が乾燥している人は、ワータエネルギーのバランスを取るために、亜鉛や必須脂肪酸を積極的に摂取するといいでしょう。貝類、小魚、青魚は、亜鉛も必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸も豊富に含まれています。また亜麻仁油も酸化する前に使い切る必要がありますが小唄的です。逆に、オイリーな髪の毛・頭皮の人はピッタエネルギーのバランスを取るために、辛い食べ物や揚げ物を控えます。にんにく料理、唐辛子を使った料理、ジャンクフード、中華料理、から揚げやフライドポテトは、髪の毛の問題を悪化させます。

またフケがある人は、消化に負担がかかる食事を避けましょう。脂の多い肉や揚げ物を控え、生姜を食事に取り入れると良いです。

その他の髪の健康を妨げる原因

その他にも、髪が細くなったり抜け毛になったり、白髪になる原因は下記のようなものがあります。

・ストレスや緊張は、頭皮を硬くし、循環を滞らせます。

・病気、手術はアスティダートゥが減り、髪が細くなります。

・栄養失調。

・熱、暑さ、直射日光。

・薬は、体に強い影響を与えるので髪の不健康につながることがあります。

まずは、今すぐできる日常の食習慣やライフスタイルを整えることで、湿気や紫外線に負けない元気な髪を育みましょう。

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アカリ・リッピ―

アカリ・リッピ―

アーユルヴェーダ著者・セラピスト。本場スリランカでアーユルヴェーダ医師のもと修行。帰国後、1万人の体質改善コンサルをしながら講座で実践的なアーユルヴェーダを指導。著書「アーユルヴェーダが教える、せかいいち心地よいこころとからだの磨き方」 (三笠書房)5刷。都内でサロン経営。大手企業の営業マンだった時の経験を活かし、「忙しい人でも無理なくできる」現代的なアーユルヴェーダを発信。

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