【体を強くする深い呼吸】表情筋を緩めた鼻呼吸が鍵?表情筋と横隔膜の関係とは

 【体を強くする深い呼吸】表情筋を緩めた鼻呼吸が鍵?表情筋と横隔膜の関係とは
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表情筋と横隔膜の関係

表情筋
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表情筋と横隔膜の関係、と聞くと繋がりが感じられないかもしれません。
ここでは、鼻のちょうど裏側に存在する「蝶形骨」という骨がポイントとなります。この蝶形骨は頭蓋骨の中心にあって他の頭蓋骨のピースと繋がっています。成長ホルモン他、7種のホルモン分泌を担う脳下垂体を納めており筋膜を通じて横隔膜と繋がっている場所でもあるので、表情筋に緊張があると、この蝶形骨にアンバランスが生まれ体の機能や呼吸に影響が及んでしまうのです。
ヨガで呼吸法を行う時には横隔膜を大きく動かし深い呼吸をすることが重要ですが、そのためには表情筋の緊張を取り除き鼻にしっかりと呼吸を通すことが大切です。

表情筋を緩めた鼻呼吸の方法

表情筋と呼吸法
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ここから、蝶形骨に関する表情筋を緩める3つの方法と鼻呼吸のポイントをご紹介します。

目の緊張を緩める

1. 掌を横にして額を包むように触ります。

2. 額に手の重さをかける程度の優しい圧で額を数ミリ下に下げます。

3. 頭頂部と髪の生え際がふとゆるむ感じのするところで20秒ほど保ち手を離します。

耳を頭蓋骨から離す

1. 両耳を鷲掴みにして左右に頭蓋骨から引き離すように引っ張ります。

2. 遠くをぼんやり見て、そのまま20秒ほど保ち手を離します。

顎の緊張を緩める

1. 両手を耳の下の顎のラインに当てます。

2. 軽い力加減でそのまま下に下げます。

3. 奥歯の噛み合わせと口元が緩んだ状態をつくり20秒ほど保ち手を離します。

横隔膜を大きく動かす鼻呼吸のポイント

1. 椅子やクッションの上に座り、背中が楽で真っ直ぐに伸ばせるポイントを探しましょう。

2. アンダーバスト・みぞおちの両側を囲うように両手で持ちます。

3. 表情筋を緩めたまま鼻呼吸を始めます。

4. 鼻の裏側や鼻の奥を大きく広げるイメージで呼吸をしましょう。横隔膜が大きく動きます。

5. 3カウントずつ深く吸い、全て吐き切るように呼吸をコントロールしましょう。

6. 10回ほど繰り返した後、自動的な自然な呼吸に戻します。

表情筋を緩め鼻の奥を感じた呼吸をするだけで、大きく横隔膜が動く豊かな呼吸ができるのが感じられるでしょう。ストレスの軽減や体調を整えたりアンチエイジングにもつながるこの呼吸を、ヨガの時だけでなく意識的に日常の生活の間に取り入れてみてください。


 

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