「何気ない不調」から抜け出す方法|頑張らなくてもできる自律神経の整え方

 「何気ない不調」から抜け出す方法|頑張らなくてもできる自律神経の整え方
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呼吸と自律神経の関係

自律神経とは、基本的に24時間私達の意思とは関係なく働くものですが、その働きの中で、呼吸が担う役割は特別です。呼吸自体を私達の意思でやめることはもちろんできませんが、呼吸の長さやどのようにするかはコントロールすることが出来ます。
呼吸によるおすすめの自律神経の整え方をご紹介します。

呼吸は「吸う」「吐く」からなり、それぞれ役割が違います。「吸う」は交感神経の役割を持ち、「吐く」は副交換神経の役割を持ちます。ということは、自分がイライラしているな、焦っているな、緊張しているなというときは副交感神経を高めるために「吐く息」を長くしてみるのです。そして自分にやる気がないな、眠気が飛ばないな、落ち込んでいるなというときは交感神経を高めるために「吸う息」を長くしてみるのです。とてもシンプルなのです。その時の自分の状態に合わせて行える呼吸法を紹介します。

やる気を出したいときにおすすめの呼吸法

カパラバディという呼吸法をお伝え致します。短く強く連続して吐き出す呼吸法で、やり方はとても簡単です。

①背筋を伸ばして自分が落ち着ける空間に座ります。
②息を心地よいところまでたっぷりと吸います。
③その息を3回で吐き出し切ります。まるで鼻の穴に豆を詰め込みそれを強く3度に渡り吐き出す感覚です。
④この①〜③のサイクルを3回ほど繰り返します。

内蔵を安定させる筋肉を解して深い呼吸に必要な筋力を養う呼吸法です。お腹を下から上に引き上げながら吐き出すことで、エネルギーを上にあげてゆき脳へも沢山の酸素を届けてゆきます。それにより目が冴えやる気がみなぎる呼吸法です。

普段当たり前に繰り返し続けている呼吸を、1日の中で数呼吸だけでも意識的に行う時間を作ってみませんか? 不思議と身体の調子が整い始めるかもしれません。

ライター/乃万由芙子
2011年インドへの旅をきっかけにヨガ哲学に興味を抱く。ヨガの持つ考え方が自分の価値観を根本から考え直す機会となり、この考え方がより心地よく生きるための糸口になると確信する。ポーズだけでなく日常がより生きやすくなるための、講座や指導を日頃より行っている。webサイト:yuukonoma.com、Instagram:@yuukonoma

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