補助具(プロップ)を使ってポーズを安全に深めよう|体の仕組みを学ぼう

 補助具(プロップ)を使ってポーズを安全に深めよう|体の仕組みを学ぼう
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ポーズの進め方

A 写真のように椅子とマットとブランケットを用意する。

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椅子とマットとブランケットを用意する

B 後ろ向きに椅子にまたがって座る。
椅子の後部を両手でつかみながら、椅子の背に脚をのせる。

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後ろ向きに椅子にまたがって座る

C ゆっくり体を下ろしていく。膝とハムストリングを曲げる力強い筋肉を働かせて、椅子から落ちないようにする。このとき安心感を与えてくれるのは、腕と手ではなく脚である。穏やかに呼吸を繰り返そう。誰かに補助してもらっている場合は、軽く肩を支えてもらおう。体が下りていくと、脚は自然に伸びていく。

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ゆっくり体を下ろしていく

D マットに近づいたら、片手を椅子の後脚の間に伸ばして後脚をつかむ。次に反対の手で同様に後脚をつかむ。肩をブランケットにのせたらすぐに、手がブランケットの高さと同じか、それ以上の高さにあることを確認する。手がそれより低いと、肘関節を過度に伸ばして痛める可能性がある。数回呼吸する間この姿勢で休みながら、肩関節を1~2回下に押し込む。

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片手を椅子の後脚の間に伸ばして後脚をつかむ

E 慌てて脚を上げようとしないこと。まず、骨盤がしっかり支えられていることを確認する。片膝ずつ胸のほうに曲げる。両膝を同時に曲げると腰を痛める可能性がある。次に片脚ずつ腰から引き上げて伸ばす。

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骨盤がしっかり支えられていることを確認する

このポーズがしっくりこなくても諦めないでほしい。自分に合っているかどうか決める前に3回試してみよう。私の生徒たちが試してみても、最初は気に入らないことがある。しかし、2回目はたいてい気に入り、3回目には笑顔になってポーズから出るのを拒んでいる。体がなじめるように十分時間をかけよう。椅子を使った肩立ちのポーズは、上級のクラスにいる経験豊富な生徒のみなさんにも安全に楽しんでいただけると信じている。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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by Judith Hanson Lasater,PHD
photos by Christopher Dougherty illustrations by Michele Graham translation by Setsuko Mori



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