ヨガの快適度が変わる!心地よい呼吸へ導く3つのセルフマッサージ
ポーズの快適さは呼吸と比例するもの。今日のヨガはいつもより気持ちよくない…好きなポーズもなんだか微妙…。そんな時には意識を呼吸に向け、心地よい呼吸ができているか見直す必要があるかもしれません。毎日、体や心の状態が変化するように、呼吸の深さや感覚も変わります。もちろん深い呼吸は大切ですが、それ以上に外せないのは心地よさです。今回は、快適にヨガをするコツ、心地よい呼吸のためのセルフマッサージを紹介します。簡単にできるのでぜひ実践してみませんか?
呼吸は深くしなきゃダメ?
呼吸の長さ、深さは人によって異なります。ヨガでは「呼吸を深めましょう!」と言われるけれど、深ければ深いほど良いというわけではありません。人と比べるのもナンセンス!今の自分にとって心地よいかどうかが問題です。無理に深めることはストレスになることもあります。深くしなきゃいけない…そんなこだわりは捨てて!浅くなりすぎず、適度に深めた心地よい呼吸をしましょう。
心地よい呼吸ができないのはなぜ?
快適にヨガをするために大切な呼吸。呼吸が心地よくできない時にはなんらかの理由があるはずです。まずは原因からチェックしてみましょう。
1.体が強ばっている
体が強ばり、筋肉が緊張していませんか?特に胸、肩周りなどに凝りや強ばりがあると、呼吸は通りにくくなります。なぜなら呼吸にも筋肉が使われており、体の緊張は呼吸に必要な筋肉にまで響いてしまうから。
2.心が強ばっている
心の状態はどうでしょうか?ストレスや精神的な緊張など、心の強ばりはありませんか?心配事が常に頭を離れない!そんな時は、ヨガの時だけでなく、普段の呼吸も穏やかではないかもしれませんね。
3.胸だけで呼吸をしている
大きく分けて呼吸には、胸を使う「胸式呼吸」と、お腹を使う「腹式呼吸」の2つがあります。力を出そうとしている時には、自然とエネルギーを上げる交感神経優位の「胸式呼吸」になります。そして、リラックス状態の時には、ゆったりした副交感神経優位の「腹式呼吸」になると言われています。もしかしたらがんばりすぎていませんか?無意識に力が入り、胸だけの呼吸になっているのかもしれませんね。お腹にも呼吸が届くようになると、感覚も変わるはず!
呼吸を深めるためのセルフマッサージ
ステップ1:鎖骨のマッサージ
鎖骨のくぼみにそって左右に指先をスライドするようにマッサージをしてみましょう。鎖骨周りにはリンパの流れる道があり、軽くさするだけでも巡りがよくなります。内側から温かくなるので緊張もゆるみます。呼吸が整うだけでなく、顔の血色も良くなり表情が穏やかになりますよ!
ステップ2:肋骨のマッサージ
次は肺を覆う肋骨周りをほぐします。手であばらをさするように上下の動きからスタート。最後は、肋骨の一番下の部分に指先を添え、骨の縁をさするようにマッサージをして横隔膜をほぐします。ポイントは、みぞおちに近い部分を避け、やさしい力加減でやること。また、胃に近い部分なので、食事をして間もない時は控えたほうがいいでしょう。
ステップ3:お腹のマッサージ
お腹に優しく手を当て、柔らかな円を描くように撫で、お腹の緊張を解きます。呼吸はおなかを使った腹式呼吸を繰り返します。外側だけでなく、内側からもマッサージをする意識で行うことがポイントです!
ヨガも人生も快適に!
体も心も呼吸も人生のようなもの。長い目で見ればそれぞれのライフスタイル、年齢によって大きく変わることもあります。周りの人と比べないことはもちろん、過去の自分と比較してジャッジするのもやめましょう。大切にしたいことは、心地よい呼吸で、今の自分に合うヨガをすることです。今回紹介した方法は、ヨガをする時だけのものではありません。呼吸が乱れ、息苦しい時、体や心の緊張に気づいた時には、いつでもやってみて下さいね。心地よい呼吸がヨガだけでなく人生も快適に導いてくれるはずです!
ライター/須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心に活動中。スタジオだけでなく、オフィス出張、屋外など多くの場でレッスンを実施。陰ヨガ・リストラティブヨガからパワーヨガまで、静と動のバランスを大切にヨガの指導を行う。初心者が気軽に参加できるオンラインのクラスも開催中。ヨガと共にアロマの学びを深め、ヨガとアロマのある暮らしを提案する。RYT200取得/フェイシャルヨガTT/骨盤底筋トレーニングヨガTT/リストラティブヨガTT/陰ヨガTT/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト
Instagram:@reiyoga.reikosudo
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く