疲労に気づかないのは危険信号?隠れた疲労に気づくヨガ【疲労回復とヨガ#2】

 疲労に気づかないのは危険信号?隠れた疲労に気づくヨガ【疲労回復とヨガ#2】
Rummy & Rummy/Adobe Stock
井上敦子
井上敦子
2020-04-25
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ヨガは心身の疲労に気づかせてくれるツール

ヨガで行う練習は、ポーズ(アーサナ)の練習でも瞑想の練習でも、『内観する』練習です。外側に向きがちな意識を、内側に向ける練習。内側で起こっている事を細かく観察していくのです。

例えば、ポーズの練習では身体を内観していくのですが、私の経験上これは疲労に気がつくとても有効的な手段です。ポーズで身体を動かしていくうちに、疲労が溜まっているところに気がつくことが出来ます。ポーズの練習自体が疲労を回復させる効果がありますが、疲労を認識出来るツールでもあるというのは、とても心強いことではないでしょうか。

私の場合、肩凝りや首の凝りなどは日常生活の中でも感じることが出来るのですが、背中への意識が薄い。ポーズの練習をしている時間、隠れていた背中や背骨周りの硬さに気がつくことがよくあります。背中が硬いときは、決まって呼吸が無意識のうちに浅くなっている。呼吸が浅いというのは、交感神経(アクティブな時に優位に働く神経)が優位になっている証拠です。つまり、興奮状態で疲れを感じていないけれど、本当は疲労を溜めている。そんな自分を認識することに、ポーズの練習はとても役に立っています。

他にも、足のむくみで内臓の疲れに気がついたり、顔の筋肉の硬直で思考や神経を使い過ぎていくことに気がついたり。いくつかのパターンが存在するので、じっくりと観察してみる。身体の声を注意深く聞くのです。そして、気がついた声に早めに対処することにしています。

ヨガをしたり寝るだけでなく、マッサージをしたり、音楽を聴いたり、自然の中でボーっとしたり。自分なりの疲労回復方法を持つことが、とても大切だと感じています。

ヨガで疲労回復を

疲労回復の方法として、ヨガはとてもオススメです。しかし、注意点があります。

一般的に疲労が隠れた状態にあるときには、交感神経が優位に立っているため、激しく動いたり頑張り過ぎたりしやすいのです。ハイな状態は、ハイな状態を助長します。興奮状態に気がついたのなら、ゆったりとした動きのヨガを取り入れましょう。ぜひ、副交感神経(リラックスの神経)を優位に立たせるヨガを選んで下さい。

また、前に述べた『目に見えない疲労』に関しては、ヨガのポーズ以外の練習がオススメです。ヨガニードラや瞑想といったヨガは、身体よりも細部な自分を内観する練習ですし、心やマインドを癒す力を持っています。最近は瞑想のアプリも普及してきたので、隙間時間に試してみるのも良いですね。

身体は、私たちに色々なことを教えてくれます。その声を聞けるか無視してしまうかは、あなた次第です。身体の声を聞き、疲労に気がつき、積極的にリカバリーしていけたらいいですね。

ライター/井上敦子
ヨガ講師。15年間の会社員生活を経てヨガ講師に転身。ヨガニードラ講座やコラム執筆、アプリ監修(Relook)、イベント出演等幅広く活動中。会社員の経験から、企業向けヨガにも注力している。現代人のライフスタイルに合ったヨガを提案することを得意とする。Instagram:@yoga_atsuko.inoue

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