自然災害やウイルス流行など...世の中に惑わされない心を作る方法とは?臨床心理士が解説

 自然災害やウイルス流行など...世の中に惑わされない心を作る方法とは?臨床心理士が解説
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南 舞
南 舞
2020-03-09
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 集団心理の法則とは

【集団心理】とは、集団の中だからこそ起きる特殊な心理状態のこと。社会心理学者のル・ボンは、集団心理に法則を見出し、以下の4つを挙げました。 

道徳性の低下 

集団になると個人のモラルが低下し、無責任な行動を取りやすくなる。 

被暗示性の高まり 

集団になると周囲の情報の暗示にかかりやすくなり、ネガティブな心理が感染しやすくなる。 

思考の単純化 

普段はきちんと考えることができる人でも、集団に入ることで自分の考え方ができなくなり、物事に対する見方や考え方が冷静でなくなる。 

感情的な動揺 

感情の動揺が強くなり、興奮状態になる。 

この法則に加え、集団の中では匿名性が強まり、責任が問われないような状況が起きやすく、自分を規制する意識が低下しがち。このことは【没個性化】と呼ばれ、集団の色に染まって個人でいる時とは全く別の行動を取ります。世の中で行われる日用品の買い占めなども集団に影響されて起きる現象と言えるでしょう。 

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