伸びる・曲がる…健康的な「神経」へ導く6つのヨガポーズ
実践してみよう
はじめに、練習でフォーカスしたい神経の確認と、痛みがなく、ストレッチによる感覚もほとんど感じずに動ける範囲を探ろう。各ポーズあるいはシークエンスは5 ~ 10回繰り返し、1日に1、2回行うとよい。痛みの予防として練習する場合は、1週間に2回、数ポーズを選んで普段の練習に取り入れるといいだろう。グループレッスンに参加するときは、ストレ ッチや湧き起こる感覚よりも細胞組織への影響に意識を向けること。さあ、神経エクササイズを楽しもう!
1.スプタパダングシュターサナ(横たわった足の親指をつかむポーズ)
坐骨神経は体の中でいちばん太くて長いだけでなく、最もよく痛みが出やすい神経だ。まずはこの神経のエクササイズから始め、何度でもこの練習に立ち戻ろう。
A.仰向けで横たわり、坐骨神経を足先のほうに動かすために右の膝を曲げ、足首を直角にする。
B.次に、坐骨神経を背骨のほうに動かすために、右膝を伸ばし(完全に伸ばさなくてもいい)、つま先まで真っすぐにする。快適で痛みなくストレ ッチできる可動域を探ろう。5 ~ 10回繰り返したら、反対側でも繰り返す。
2.マルジャリャーサナ&ビティラーサナ(猫と牛のポーズのバリエーション)
背中を屈曲させて脊柱と神経を圧迫する。このポーズは背骨と逆方向に頸椎(首)を動かすことにより、特に脊髄に大きな効果をもたらす。この方法は本来のポーズに慣れている人には違和感があるかもしれないが、中枢神経系に非常に効果がある。
A.猫のポーズに入り、上を見上げて首を伸ばす。
B.あごを引きながら牛のポーズに移行し、首を屈曲させる。快適に動ける範囲を見つけよう。5 ~ 10回繰り返す。
3.スフィンクスのポーズのバリエーション
A.スフィンクスのポーズから、片脚を床から浮かせ、同時に目線も上げていく。
B.脚を下ろしながら、あごを引く。快適に動ける可動域を見つけ、大腿神経(腰部の第2から第4腰椎のあたりにあり、腰の前部の健康状態を左右する神経)を活性化させよう。5 ~ 10回繰り返したら、反対側でも繰り返す。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く