POSE & BODY
脊柱・仙骨…適切な姿勢で「背面」を守る|ためになる解剖学的知識
脊柱を良い状態に保ち、痛みを寄せつけない方法を紹介しよう。ポーズ時のスムーズな動きに効果的だ。
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背面を守ろう
背面(首から腰までの部分)の痛みは最もよく見られる医学的問題のひとつで、アメリカの国立衛生研究所によれば10人に8人が悩まされているという。ただ、ヨガに基づく治療が、急性か慢性かを問わず背面の痛みの緩和と予防に役立つ方法となることがわかっている。ヨガによってマットの上でも日常生活でも動きが改善されて、体の前後左右がバランス良く動くようになるからだ。
正しい姿勢を理解しよう
まず、良い姿勢を理解して実践することがきわめて重要だ。実際、姿勢の悪さが背面の痛みにつながることが多い。ターダーサナ(山のポーズ)を見ながら学んでいこう。
脊柱
脊柱は正常な曲線を描いているときに最も安定する。一般に、首と腰が前方に湾曲し(前弯)、上背部と中背部が後方に湾曲している(後弯)。仙骨も後弯している。
仙骨
仙骨は曲線状のでこぼこした骨で、第5腰椎/第1仙椎から体の内側のほうに約30度傾斜している。真下を向いているわけではない。
骨盤縁
骨盤の上端に当たる骨盤縁(別名「腸骨稜」)はほぼ水平になる。
耳の穴~足首の外側
耳の穴(外耳道孔)から、肩、腰の外側(大転子)、膝の外側、足首の外側(外くるぶし)に向かって垂直線が延びている。
体腔
(体内の「空洞」を意味する)体腔は、骨盤腔、腹腔、胸腔、頭蓋腔が互いにバランスがとれているように感じられる。
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