椅子のポーズで肩がすくんだら…体の仕組みを利用する「解剖学」的メソッド

 椅子のポーズで肩がすくんだら…体の仕組みを利用する「解剖学」的メソッド
Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

ポーズが深まらない原因は、硬さだけではなく、正しく体を使えていないのかも…。体のメカニズムに基づいた動き方に変えるだけで、柔軟性が高まりポーズもより深まりますよ。今回は「ウトゥカターサナ」で肩まわりが力んだり、腰や首の後ろがつまったりで苦しくなる場合の解決法をご紹介します!

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「ウトゥカターサナ」で肩がすくむ場合

いつもの入り方

目線を上げ、頭を後ろに倒したところで、体にロックがかかる。そのため、腕も上がりにくくなる。

1.上を見ながら

椅子のポーズで肩がすくんだら…体の仕組みを利用する「解剖学」的メソッド
photo by  Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

2.腕を伸ばす…肩がすくむ 

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まず胸椎を開くプロセスとは

頸椎の動きはいちばん最後に

どんな動きをしていても、目線が定まるとゴールが決まり、体に制限が生まれます。動きを深めるためには、先に体でポーズをとってから、頸椎を動かして目線を決めましょう。

胸椎を開き腕を上げてから目線を上へ

先に頸椎を動かして体にロックがかかった状態で腕を上げると、肩まわりが力んだり、腰や首の後ろがつまったりで苦しくなります。完成形の一歩手前までポーズをつくり、最後に顔を上げる手順にチェンジ。胸が開いて力みなく腕が伸び、ポーズをキープできます。

プロセスを変えたやり方

1.腕を伸ばす:両足を揃えて立ち、鼠蹊部を後ろに引いて膝を曲げる。両腕を頭上に伸ばし、両手のひらを合わせる。ここで1呼吸。
POINT:先に胸を開くと腕が上がりやすい。骨盤は、反りすぎないようキープ。

椅子のポーズで肩がすくんだら…体の仕組みを利用する「解剖学」的メソッド
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2.顔を上げる…腕が楽に伸びる:骨盤の位置は固定したまま、みぞおちを押し出しすようなイメージで胸を開き、目線を上に向ける。 
POINT:ゆっくり動いて変化を感じる

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ウトゥカターサナ
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教えてくれたのは…中村尚人先生
理学療法士、ヨガ・ピラティスインストラクター。「TAKT EIGHT」「UPLIGHT」主宰。UTLにて長年ヨガの解剖学講座を担当。医療とボディワークの融合、予防医学の確立を目指し活動中。

モデル…ソフィさん
幼少期にモデルデビュー後、学生時代をオーストラリアで過ごし、21歳から日本で本格的に芸能活動を開始。ホリスティック栄養士、RYT200も取得。ヨガイベントも開催している。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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hair&make-up by Mayumi Tsuchiya(FIX-UP)
text by Kyoko Nagashima
yoga Journal日本版Vol.67掲載



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