椅子のポーズで腰が反ってしまう時は|理学療法士に聞くやりがちポーズ改善法
初心者がおちいりやすい「やりがちポーズ」。知らずに続けていると、上達のさまたげになるだけでなく、ケガの原因になってしまうことも。そうならないために、NGポイントを徹底研究して効果的な動きを身につけましょう。今回は胸から反らせる椅子のポーズ(ウトゥカターサナ)についてです。
椅子のポーズ(ウトゥカターサナ)
本来は胸から反らせていくポーズですが、「腰から反る」というNGがよく起こります。この場合、上げている腕の肘が曲がり、体が前かがみになっていることが多く、この無理な姿勢でのポーズが腰に負担をかけるのです。
正しいウトゥカターサナ
間違ったウトゥカターサナ
腰が反っている、肘が曲がっている、前重心になっている。
愛甲:このポーズ、一見簡単そうなんですが、胸から反らせるのが難しいですね。先生に注意されるまで、腰から反っていました。
中村:つま先のほうに体重がのっていると体が前かがみになるので、その姿勢で手を上げようとすると腰が詰まってしまうんです。
愛甲:確かに、お尻が突き出てしまって、手を上げていくと腰がつらいです。体重をのせる位置が悪いのでしょうか。
中村:体重をかかとのほうにのせてみてください。だいぶ楽になったでしょう。この姿勢なら、腰にも負担がかかりませんよ。
腰が反ってしまう時の改善法
腰が反る理由のひとつは、手の位置。手を高く上げすぎると肘が曲がり、胸ではなく腰が反ることに。これを防ぐには、両手を合わせて、肘が曲がらない高さで上げましょう。
やり方
1.肩の高さで腕を伸ばし、両手のひらを合わせる。このとき、肘を真っすぐ伸ばしておくことがポイント。この腕のポジションを変えずに腕を上げていこう。
2.肘が伸びた状態を保ったまま手を上げていく。肘が曲がってきたら上げすぎなので、それ以上は上げないこと。無理に上げて腰を反らせないことが大事。
無理して手を高く上げるのはNG
肘が曲がり、腰が反ってしまう。肘が曲がらない位置まで手を上げれば、腰ではなく胸から反れるようになる。
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