冷えが「快眠」を遠ざけるのはなぜ?体温と眠りの関係性【ヨガと睡眠#15】
『なかなか寝付けない』『眠りが浅い』等、睡眠に関する悩みを抱えていませんか?日本では、一般成人の5人に1人が睡眠に関する悩みを抱えているといわれています。多くの人が抱える睡眠に関する悩み。ヨガの実践が、その睡眠の質を上げることは広く認知されている事実です。ここでは、ヨガ的観点から睡眠の質を向上させていく方法をご紹介していきます。
冷え性は安眠も遠ざける?
肌寒い季節の到来です!これからの季節で気になるのは、やはり『冷え』ですよね。冷えは、肩こりや便秘、むくみなどの身体の不調を引き起こすだけでなく、睡眠の質にも関係するとご存じでしたか?
今回の【ヨガと睡眠】では、冷えと睡眠との関係性を知っていきましょう。また、冷えを解消して、安眠に近づく工夫とヨガポーズもご紹介していきます。ぜひ実践していただき、本格的な冬が到来する前に安眠のベースを整えていきましょう。
睡眠と冷え(体温)の関係とは
人間の体温には、1日を通じてリズムがあります。日中に活動している間は体温が高く、睡眠に向かう夜には体温が下がるというリズムです。その体温の下降が休息のサイン(=眠気)となり、身体は自然に眠りの準備に入ります。このタイミングと就寝がちょうど重なると、深い眠りを自然に得られます。深い睡眠の時ほど、体温は大きく低下します。
赤ちゃんは眠くなると、手足が温かくなりますよね?これは、身体の内部を冷やそうとしている証拠です。熱を逃がすのに重要な働きをしているのは手足、特に甲の部分だといわれます。皮膚表面から熱を逃がすシステムが働くと、身体の内部の体温が下がり、それに伴って眠気が訪れます。
しかし冷えがあると、手足から熱が放出されにくいため、内部の体温が下がりにくいのです。結果的に眠気を感じにくくなり、深い睡眠に入りにくくなってしまいます。
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