冷えが「快眠」を遠ざけるのはなぜ?体温と眠りの関係性【ヨガと睡眠#15】

 冷えが「快眠」を遠ざけるのはなぜ?体温と眠りの関係性【ヨガと睡眠#15】
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井上敦子
井上敦子
2019-10-30
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さらに、冷えと眠りには、自律神経も関係しています。身体が冷えていると体温を逃がさないように防御機能として、「交感神経」が優位に働き続けます。そのため寝ている間も緊張状態が続き、眠りが浅い、夜中に何度も目が覚めてしまう…ということが起きやすいのです。冷えと自律神経は、このように睡眠にも深く関係しているのですね。

入浴時間を調整して体温リズムを整えよう

日中高くなり、夜に低くなる体温。この体温リズムを意図的に整える方法があります。それが入浴です。

スムーズに入眠するために体温を下げる=手のひらや足の裏から体内の熱を逃が時間帯は、眠りに入る1時間前だといわれます。入浴は、体温を上げ血管を広げるので、入浴後スムーズに体温を下げることができます。体温が下がるまで時間がかかるので、寝る1時間半ぐらい前に入浴するのがベスト!特に冷えがある方は、ゆっくりと湯船に浸かり、末梢の血管を開いていきましょう。

また、末梢の血管が開くと「副交感神経」の活動が活発になり、リラックスを促してくれるという嬉しい効果も。冷えを緩和し、入浴は、体温リズムを整え、休息モードに切り替えてくれるのですね。夏はシャワーで済ませていた!という方も、本格的な冬を迎える前に、ぜひ入浴を習慣化させてみましょう。

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