「納豆を毎食たべるのはNGなの?」良かれと思ってやっていたのに…意外と知らない納豆のNG食べ方

 「納豆を毎食たべるのはNGなの?」良かれと思ってやっていたのに…意外と知らない納豆のNG食べ方
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スーパーなどで手軽に購入でき、美容や健康にうれしい栄養素が詰まっている納豆。ごはんや麺などにトッピングして楽しまれている方も多いですよね。ですが、「1日で3パック以上食べている」といった極端な食べ方をしている方はいらっしゃいませんか?そこでこの記事では、意外と知らない納豆のNGな食べ方をご紹介します。

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納豆を毎食たべると…?

まずお伝えしたいNGな食べ方は、「納豆を毎食、1日3パック以上食べること」です。健康に良いイメージの納豆ですが、食べすぎると体調を崩す場合があります。

まず考えられるのは、イソフラボンのとりすぎです。イソフラボンは体の中で女性ホルモンのような働きをし、年齢による女性のゆらぎをケアする働きが期待できます。ですが、イソフラボンを摂りすぎると女性特有の疾病のリスクが上がるとも言われています。納豆1パックあたりイソフラボンは約35㎎入っていますが、イソフラボンの1日あたりの目安量は70〜75㎎なので1日2パックでもやや多いということになりますね。

さらに、納豆に含まれる納豆菌は生きる力がとても強く、味噌やしょうゆ、お酒を作る方は製造時に影響が出るため食べてはいけないといわれるほど。納豆を食べすぎることで腸内にいる菌のバランスが崩れると、おなかの調子が悪くなることもあるため気をつけてくださいね。

こんな食べ方していませんか?その他のNGな食べ方

しっかり加熱している

納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」という酵素は、血液をサラサラにする効果が期待できます。酵素は50℃以上の加熱で少しずつ力が弱まってしまうので、なるべく加熱せずに食べるのがおすすめです。味噌汁やオムレツなどに入れたい場合は、余熱を利用して手早く調理し、なるべく早く食べましょう。

オムレツ
味噌汁やオムレツに納豆を入れたい場合は、余熱を利用して手早く調理を!photo by Adobe Stock

タレやからしを入れてから混ぜる

こちらはNGな食べ方というよりは、もったいない食べ方としてご紹介します。納豆はタレやからしを入れてから混ぜると、塩分の影響で糸を引きにくくなります。納豆の粘りはポリグルタミン酸といううま味成分のグルタミン酸の仲間でできています。タレを入れる前に混ぜて粘りを出しておくことで、うま味成分をより感じることができるのでおすすめですよ。

納豆を食べるタイミングは求める効果によって異なる!

納豆を食べるタイミングは、求める効果によっておすすめの時間帯が変わります。

朝の時間帯は、タンパク質を食べることで代謝が上がるので1日を元気に過ごしたい方や、朝食を食べることで便通を整えたい方にぴったりです。一方、夜の時間帯は、血液をサラサラにしたいという方におすすめ。納豆に含まれるナットウキナーゼの効果はだいたい7~8時間と言われており、

夜に食べることで血栓ができやすい深夜から早朝にかけて効果が期待できます。

とはいえ納豆は薬ではないので、基本的には食べたいときに食べて問題ありません。

まとめ

意外と知らない納豆のNGな食べ方をご紹介しました。納豆を食べすぎると健康に影響が出る可能性があるため、1日の摂取量には気をつけましょう。1日だけ2パック以上食べてしまったという程度であれば問題ないので、心配しすぎないでくださいね。ご自身のちょうどいい食べ方を知って健康を目指しましょう。

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AUTHOR

管理栄養士 野口久美子

野口久美子

管理栄養士/調理師。大学卒業後、保育園栄養士と食品開発の仕事を経てフリーに転身。現在は子育てをしながらライターとしてレシピ紹介や栄養に関する分野でコラムを執筆している。



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