経絡・ツボ刺激で「免疫低下」を防ぐ|鍼灸師が提案する3つのアプローチ

 経絡・ツボ刺激で「免疫低下」を防ぐ|鍼灸師が提案する3つのアプローチ
Shoko Matsuhashi
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腸内環境を整えるツボを刺激する「ガス抜きのポーズ」

便秘や下痢の解消など、腸の働きを整える「天枢穴」というツボを、ダイレクトに刺激できるガス抜きのポーズ。副交感神経が優位な朝や就寝前にやるとより効果的です。

天枢穴(てんすう):おへそから左右に指3本ほどのところにあり、押すことで腸の神経を刺激し、腸のつまりや不調を解消できる。

やり方
1. 仰向けで右膝を両手で抱えたら、膝を右の肩に寄せるように引き寄せる。

経路&ツボ刺激でポーズの効能をさらにUP
Photo by Shoko Matsuhashi

2. 左足も同様に。伸ばした足も力を入れ、股関節から足先に向かって伸ばす。頭方向と足方向でお互い引っ張り合う力が働き効果的に。(3〜5呼吸)

POINT:キープ中は呼吸を深くするほど、腹部の圧迫刺激が増します!

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片足ずつが苦手な人は
両膝を抱えてもOK。左右にゆらしてツボ刺激を。

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抵抗力を高めるツボを刺激する「ラクダのポーズ」

このポーズで刺激できる「足三里」は、胃腸の機能改善、抵抗力を高めるために有効なツボです。床でツボを刺激しながら、お腹のストレッチで緊張もほぐします。

足三里とは
膝下の外側にあるツボで、胃腸の不調や、抵抗力が下がったときに刺激するとよいとされ、昔から感染症の予防・治療にも。

やり方
割座で座り、肩甲骨を寄せて胸を開く。あごを引き、吸ってお尻を持ち上げる。吐いてお尻に力を入れ、恥骨を前に突き出し上体を反らせる。呼吸が心地よい位置に。(3〜5呼吸)

POINT:無理に反るのは苦しいだけ。快適な呼吸を最優先にして!

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ラクダのポーズが難しい人は
割座で座るだけでもツボ刺激に。両手をかかとに添えて、肩甲骨を寄せて胸を張りながらキープ。あごは引くこと。

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教えてくれたのは…佐久間涼子先生
ヨガインストラクター、鍼灸師。本場インドや日本各地でヨガを学び10年以上、ハタヨガアシュタンガヨガなど複数の指導資格を取得。「Yogafest」出演、「True Nature」などで指導、メディア監修やモデル活動も。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Photos by Shoko Matsuhashi
Styling by Yuko Hachiya
Hair&make-up Rika Imazeki(P-cott)
Illustrations by Misako Nakagawa
Edit&text by Ayako Minato
yoga Journal日本版Vol.63掲載



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