ヨガは本当にストレスに効くの?臨床心理士に聞く「ヨガのメンタルヘルス効果」とは

 ヨガは本当にストレスに効くの?臨床心理士に聞く「ヨガのメンタルヘルス効果」とは
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石上友梨
石上友梨
2019-10-27
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なぜヨガはメンタルヘルスに効果があるのだろうか?

ヨガの呼吸法

呼吸は自律神経と大きく関連しています。吸う呼吸は交感神経を、吐く呼吸は副交感神経を活性化させます。気持ちを落ち着かせたい時に、吐く呼吸を長く意識するのは、副交感神経を活性化するためです。呼吸を使って交感神経と副交感神経のバランスを整え、気分や体調を改善することができます。また、ヨガでは腹式呼吸をメインにゆったりと深い呼吸を行います。腹式呼吸は横隔膜を動かす呼吸法です。横隔膜には自律神経が集中しているため、横隔膜をしっかりと動かすことでバランスを整えることができます。

ヨガのアーサナ

姿勢は気分と関係があります。猫背の姿勢より、背筋を伸ばし胸を開く姿勢でいる方がストレスに強くなったという研究結果もあります。ヨガのアーサナで体幹や筋肉を鍛え、正しい姿勢を作ることができます。正しい姿勢が保てるようになると、気分が安定したり、ストレスに強くなったりとメンタル面にも影響が出ます。心とからだはつがなっているのです。

ヨガの瞑想

瞑想はストレスやメンタルヘルスに大きな影響を与えます。瞑想をすることで自律神経のバランスが整えられるだけではなく、脳が変化することが分かっています。例えば、継続的に瞑想をすることで、扁桃体や海馬の灰白質密度が変化をします。扁桃体は、ストレスや強い感情と関連するする脳の部位で、海馬は記憶と関連する脳の部位です。瞑想を続けることで、ストレスをストレスと感じづらくなる、記憶力が向上するなどの効果があります。

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