硬くてもヨガポーズが深まる!骨盤や背骨を正しく使うメソッドとは

 硬くてもヨガポーズが深まる!骨盤や背骨を正しく使うメソッドとは
Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

「体が硬い人ほど、アライメント(ヨガポーズにおける体の各部のポジション)を重視したヨガがいい」と語るのはヨガインストラクターの柳本和也先生。土台を意識し、骨盤や背骨を正しく使うことで体の深部が伸び、柔軟性が高まるといいます。先生自身の体も変えたという練習法「アサナマンダラ」を教えてもらいました。

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硬い人ほど効く!「アサナマンダラ」基本メソッドとは

柳本和也先生が自身の練習経験を元につくったオリジナルメソッド「アサナマンダラ」。骨盤と背骨のアライメントを重視し、土台を強く意識しながらポーズをとることで、体の深部に効かせることを目指しています。 

「たとえば開脚側屈の場合、お尻が浮くことを気にしなければどこまででも体は倒せます。でも、土台が崩れると表面的なところしか伸びない。反対の坐骨は床に根づかせたまま行うと逆向きの力が加わり、見た目はほんの少ししか倒れていなくても、体の奥がねばりのある糸のように細くじっくり伸びる。こうした練習を繰り返すと体の深い部分が調整され、硬い人も自然と柔軟性が増していきます」

細部を大切にしてポーズを行うと日常生活で使っていない部位が刺激されて血流が増し、「ヨガをするほど調子が良くなる」サイクルへ。正しいアライメントによって安全にポーズを深められると、いいことずくめなのです。

ウォーミングアップ&基本メソッド4つ

1.付け根+背骨を温めて全身のこわばりを解消

日常生活で縮こまりやすい腕と脚の付け根、背骨を積極的に動かして、血流を促します。

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2.「逆の動き」の練習で「硬くてできない」を克服

伸ばしたい方向にグイグイ動かすのではなく、反対方向に動かして関節の可動域を広げます。 

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3.「3方向の力」を意識して柔軟性&バランス力アップ

上下の伸び+もう1方向を意識することで、骨盤の土台となる股関節の柔軟性がアップ!

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4.「アンカー」を意識すると硬い人でもアライメントが整う

ポーズの土台(=アンカー)を大切にすると、深部から伸ばされ、ポーズの効果も倍増!

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教えてくれたのは…柳本和也先生
ヨガ講師、udaya yoga studio主宰。バリ島でヨガに出会い、アシュタンガヨガの権威ケン・ハラクマ先生に師事。アシュタンガヨガのほかオリジナルメソッド、アサナマンダラも指導。

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photos by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)
text by Megumi Nishijima
yoga Journal日本版Vol.62掲載



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