人気ティーチャーの毎日ヨガと暮らし方|谷戸康洋先生の場合
アーサナが美しかったり、ヨガ哲学への造詣が深かったり、ティーチングとともにその人柄も多くの人を惹きつける、人気ティーチャーたち。そんな彼らのヨガを育む、毎日の練習方法と暮らし方に迫ります。今回は、谷戸康洋先生をご紹介!
谷戸康洋さんってどんな先生?
器械体操でインターハイ、国体出場。2006年、whitebirchyogagroupを設立し、2012年に自身のスタジオ「fika」を山梨県にオープン。全国のイベントやWSでも指導を行う。本誌連載「漫画で読むヨガ哲学」を監修。
「今の自分を観察し、何を求めているか瞬間瞬間の答えを探る実践をしています」
「今の自分を観察し、何を求めているか瞬間瞬間の答えを探る実践をしています」ヨガ哲学に造詣が深い谷戸康洋先生。毎日の練習で大切にしているのは、「今の自分」に必要なものを探すこと。「自分を観察し、内容はその日によって変えています。たとえNGとされるアライメントでも、心地よく感じられたなら、今はそれが必要ということ。自分の感覚を大事にアーサナを練習します」
自分の中の不安や怒りなどに気づいたときに取り入れているのが、「キネシオロジー」の手法。「キネシオロジーは、アメリカで生まれた心身のバランスを整えるメソッド。ネガティブな感情があると、対応する特定部位の筋肉が、硬く弱くなると考えられています。僕はヨガでその筋肉を縮めて伸ばし、ケアをしています」
谷戸先生の毎日ヨガ:心に反応して弱ったポイントを縮めて伸ばすケア
①「不安」がある日はお腹〜太腿を鍛える
A:縮める
両脚を揃えて立ち、胸の前で合掌。左膝を曲げて高めに上げる。上体を左にツイストし、右肘と左膝をタッチして50秒。反対側も。
B:伸ばす
右膝を曲げて一歩踏み出し、膝の真下にかかとをおく。左脚を後ろに伸ばし、両手を上げて10呼吸。反対側も。難しい場合は膝に手をおく。
②「怒り」がある日は肩まわりを刺激する
A:縮める
四つん這いから手のひら分ほど手を前方に動かし、膝を持ち上げる。肩が肘の高さになるまで肘を曲げて3呼吸。難しい場合は、肘を伸ばしたままでOK。
B:伸ばす
左膝を下にして両膝を重ね、かかとをお尻の横に。右腕を上にして背中で両手を組み、5呼吸。反対側も。お尻が浮く人はあぐらに。
イージーポーズ:手をつなげないときは服をつかむ
③「後悔」を感じる日は外腿にアプローチ
A:縮める
左側を下に横向きに寝る。左腕の肘から下を床につけ、両足先を正面に。腰を上げ、右脚を上げて5呼吸。反対側も。難しい場合は、腰を上げずに脚だけ上げる
B:伸ばす
仰向けになり、両膝を立てる。両肘を曲げて両手を頭の横に。右足を一足分、右にずらす。左足のかかとを右膝に乗せ、両脚を左に倒して3~5分キープ。反対側も。
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