肩甲骨が硬い人は腰痛になりやすい?腰痛を予防&改善する〈セルフ肩甲骨はがし〉


腰痛の原因は人により様々ですが、実は、肩甲骨の硬さから腰痛を引き起こすことがあります。日ごろから肩甲骨まわりの硬さが気になる、動きが悪いと感じている人必見!今回は、腰痛の予防・改善に効果的なセルフケアのご紹介です。体が安定する四つ這いの体勢で行う肩甲骨をはがすエクササイズです。
肩甲骨の特徴
肩甲骨は、背中の上の方に左右対称にあり、手のひら程度の大きさの骨。背中に浮いたように位置する骨でありながら、首や背骨、骨盤など、体幹部分と筋肉や筋膜で繋がっています。 そのため、一定の位置を保ち、自由に動くことができる特徴があります。

肩甲骨と腰痛の関係
肩甲骨と腰痛は、あまり関わりがないと思われがちですが、実はそうではありません。肩甲骨まわりの筋肉がガチガチになり、動きが制限されると、周辺にある筋肉がバランスを崩しやすくなります。その状態が続くことで姿勢が乱れ、背骨にかかる負荷が背中全体に広がり始めます。その結果、腰まわりの筋肉にも過度な負担がかかり、腰痛が引き起こされるのです。つまり、肩甲骨の動きをスムーズに保つことが、腰痛の予防や改善につながると言えるのです!
肩甲骨を動かそう!腰痛予防&改善に効果的なセルフ肩甲骨はがし
四つ這いの安定した体勢で行うセルフケアです。肩甲骨をしっかり動かしながら、背中~腰まわりの筋肉をほぐして緊張を解きましょう。
〈やり方〉
1)手足を肩幅、腰幅程度に開いた四つ這いになる。

2)左手を背中に回し、肘を曲げ、手の甲を腰のあたりに添える。息を吐いて肩や肩甲骨まわりの力を抜く。

3)息を吸いながら体を左に捻って胸を開く。右手で床を押し、左の肩甲骨を背骨に寄せて、肘を天井に向ける。

4)息を吐きながら、体を右に捻って背骨を丸める。左の肩甲骨を外に開いて、肘を内側に寄せる。

5)呼吸と共に10回程度行い、手を入れ替えて反対側も同様に行う。
〈ポイント〉
まず、肩甲骨まわりの余分な力を抜きましょう。肘を腰に回した時に、腕の重みを使って肩甲骨をはがすイメージです。胸を開く時は、肩甲骨と背骨の距離を近づけるように、しっかり寄せること。そして、背骨を丸めるときには、肩甲骨と背骨の距離を遠ざけるように、大きく広げましょう。深い呼吸と共に、できる範囲で肩甲骨をしっかり動かすことが大切です。
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