「寝ても取れない疲れ」原因はガチガチの背骨にあり!座ったまま背骨全体をほぐす簡単ストレッチ
今回は、日々の疲れが溜まっている人、ぐっすり眠れず疲れを翌日に持ち越してしまう人におすすめ!座ったままできる疲労回復&安眠ストレッチのご紹介です。ターゲットは背骨全体です。背骨をできるだけ大きく動かし、まわりの筋肉の緊張を解きましょう。寝る前のちょっとした時間でできる簡単なストレッチですよ。
寝ても疲れがとれないのはなぜ?
背骨の周辺にはたくさんの筋肉が存在します。主なものは、背骨に沿って付く脊柱起立筋、広背筋、僧帽筋など背中を構成する筋肉。更に、深層部にある多裂筋、腹横筋、横隔膜、骨盤底筋など、背中だけでなく、胸や肩、骨盤の動きや呼吸にも関わる重要な筋肉です。
これらの筋肉が硬くなると、呼吸が浅く、血流も悪くなります。なかなかリラックスできず、睡眠の質が低下することに…。つまり、寝ても取れない疲れの原因は、ここにあるのです。
背骨全体にアプローチ!1日の疲れを手放す簡単ストレッチ
その日の疲れをその日のうちに解消するストレッチです。背骨周辺の筋肉がほぐれることで、血流がよくなりぐっすり眠れるようになりますよ。
やり方
1)あぐらのような楽な体勢で座る。骨盤を立てて背骨を伸ばし、呼吸を整える
2)右手を床に下し、息を吸いながら左の手を斜め上に引き上げて胸を開く。軽くツイストを入れながら背骨を伸ばす
3)息を吐きながら背骨を丸め、左手の指先を右斜め前に伸ばす。背骨全体の隙間を広げて周辺の筋肉を緩やかに伸ばす。
4)呼吸と共に、2~3の動きをゆっくり10回繰り返す。
5)手を入れ替え、反対側も同様にストレッチを行う。
ポイント
深い呼吸とともに背骨全体を大きく動かすストレッチです。骨盤が後ろに傾いて背骨が伸ばせない場合は、お尻の下にブランケットなどを挟んで座りましょう。骨盤が安定して、背筋が自然に伸ばせるようになります。
胸を開く時は、手の甲で空気を後ろに押しながら、肩も大きく開きます。腕を前に伸ばす時は、肩甲骨から腕を動かすイメージ。できるだけ遠くにのばし、背中を大きく広げましょう。体を動かす時にお尻が浮いてしまうと効果が半減してしまいます。下した手で床を押しながら、両方のお尻を重く根付かせること。安定させながら行うことで、リラックスとストレッチ効果が高まりますよ。
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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