自覚していない人がほとんど!日本人の8割と言われる【ストレートネック】の危険と対処法
ストレートネックである人の割合は、今や日本人の8~9割と言われていることを知っていますか? 肩こりに悩む人が7割と言われていることから考えると、ストレートネック人口がいかに多いかわかると思います。ストレートネックを直すためには、まず首の筋肉を柔らかくすることから。首の筋肉を柔らかくする首ヨガをご紹介します。
ストレートネックってなに?
ストレートネックとは、簡単にいうと、姿勢が崩れ本来は頭を支えている頸椎(背骨の首部分)のカーブが頭に引っ張られて、頭が前のめりに落ちている状態を表します。
私たち人間は、全身を支える足裏から一番離れたところに、ボーリング球と同じくらいの重量(成人の場合4~6kg)がある頭があります。そんな重い頭をまずは首で支え、その次に肩、背中でバランスを保っています。頭の位置のバランスが崩れると、そのバランスを保つために、首や肩の筋肉に負担がかかり緊張が続きます。その結果、血流が悪くなり、こりや痛みを感じるというわけです。
ストレートネックは放置すると危険
ストレートネックになってしまったことで起こる筋肉の緊張は、体に悪影響を与えます。
・頭痛…血管が圧迫され脳へ送られる血液の量が減ると、頭痛を感じる可能性があります。
・疲れ・だるさ…血流が悪くなることにより自律神経が乱れ、疲れやすくなります。
・いびき…ストレートネックの形状が当たり前になることで、呼吸がしづらくなり、いびきへ繋がっている場合があります。
特にいびきは、ストローで呼吸をしているのと同じくらい酸素を身体に取り入れる量が少なくなってしまうため、身体に負担がかかり、睡眠の質も下がってしまいます。
ストレートネック改善のための「首ストレッチ」
ストレートネック改善のために、首周りの筋肉を緩めて理想の姿勢を作っていきましょう。
1、床や椅子に座り、両手をクロスさせて、両手のひらで鎖骨を優しく触ります。
2、息を吸って、目線を上に持ち上げましょう。吐きながら、あごを引き、首の後ろ側を伸ばします。
3、下に向いている顔をそのまま左へ向けます。そこから、左肩にあごを近づけるようにします。右側も同様に行います。
4、吸いながら顔を起こし、吐きながら左に倒します。右の鎖骨を少し下に下げながら行うと、より伸びを感じられるようになります。右側も同様に行いましょう。
詳しい内容は、動画でもご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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