とれない疲れ、繰り返すむくみ…【リンパの流れが悪くなってるせいかも】不調改善リンパストレッチ
いつも疲れている、体がむくむなどの不調は、もしかしたらリンパの流れが悪くなっているからかもしれません。リンパの流れを促す方法はいくつかありますが、今回は「筋肉を収縮させてリンパの流れを促すストレッチ」をお伝えします。
余分な水分や老廃物の排出をするリンパ
血液が流れる管は「血管」、リンパ液が流れる管は「リンパ管」と呼びます。リンパは不要になった老廃物や細菌、ウィルスなどを回収し、リンパ管を通して心臓へ送る下水道のような役割をしています。リンパ節は、主に頸部、腋窩部(えきかぶ)、腹部、骨盤部、鼠蹊部などにあり、リンパ管は必ずどこかのリンパ節を通ります。
またリンパ節は、体内に侵入した細菌やウィルスなどの異物を戦う役割をしています。リンパの流れが悪くなると、免疫力が低下するだけでなく、余分な水分や老廃物の排出も難しくなってしまいます。
リンパの流れが悪くなる原因
以下の項目に当てはまる人は、リンパの流れが悪くなっているかもしれません。
・運動不足…リンパは筋肉の収縮運動によって流れるので、運動不足になると筋肉量が減ってリンパの流れが悪くなってしまいます。
・水分不足…適切な水分量を摂っていないと、水分不足によりリンパの流れが悪くなってしまいます。
・冷え…寒くなると熱を逃さないようにと、筋肉が硬くなってしまいます。筋肉の収縮運動が少なくなると、リンパの流れが滞ってしまいます。
・ストレス…過度なストレスは自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを崩してしまいます。自律神経が乱れることで、筋肉の動きの調整に影響が出てしまいます。
リンパの流れを促すストレッチ
リンパの流れが悪くなる原因のほとんどが筋肉の動きに関係しています。筋肉量を増やし、きちんと動かしていくことでリンパの流れは改善されていきます。
またリンパの流れが良くなると、むくみだけでなく肩こりや肌荒れの改善にもつながります。積極的に筋肉を動かしていきましょう!
今回は首から下のリンパの流れを促すストレッチをご紹介します。鎖骨、脇の下、ひじ、お腹まわり、鼠蹊部などのリンパ節を意識しながら行なってみてください。
①四つ這いになり左ひざを曲げ外向きに倒します。左ひざの両隣に手をつきます。
②右脚を後ろに伸ばし、左かかとに右の鼠蹊部を当てます。左のお尻は床から浮いても構いません。この状態がつらい場合は、左のお尻の下に薄く折りたたんだブランケットを敷いてみましょう。
③両手で床を押しながら、上半身を起こします。この際に、腰で反らないように注意してください。腰に違和感を感じる場合は、上半身を起こす角度をゆるめてください。そのままお腹と前ももの筋肉を伸ばします。
④右手を後ろに伸ばし、右足の土踏まず側から手をまわし足をつかみます。右ひざは90度くらいにキープ。右鎖骨周辺と脇の下の筋肉を伸ばしましょう。右ひざに負荷がかかりすぎる場合は、ひざの下にタオルやブランケットを敷いて行なってください。
⑤呼吸を続けながら30秒キープし、反対側も同じように行なっていきます。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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