肩コリの人がほぐすべき肩以外の場所とは?〈ガチガチの肩、軽くなる〉簡単脇ほぐし
「母さんお肩を叩きましょう♪」という歌があるように、昔から肩まわりの疲労に悩まされている人は多く、肩コリは日本人の国民病の一つとも言われています。マッサージをしてもらうのは気持ち良いのですが、今回は人の手を借りなくてもできるセルフケアをご紹介します。
肩コリ放置していない?
日常的に猫背姿勢が続きやすい方、デスクワーク・家事育児などによって日頃の肩まわりの疲れを放置していませんか?
疲れをそのままにしてしまうと肩コリが慢性化してしまい、慢性化した肩コリは肩だけではなく首コリ・腰痛・頭痛・眼精疲労・めまい・不眠・自律神経の乱れなどさまざまな不調のきっかけとなってしまいます。
肩がガチガチに凝っている、肩甲骨の動きが悪い、猫背の姿勢で腕の上げ下ろしをするなどを繰り返すと、肩のインナーマッスル(腱板)に負担がかかり炎症や四十肩、五十肩の原因にも。
また、長時間、悪い姿勢が続くと肩や肩甲骨まわりの筋肉が硬くなり血行不良が生じてしまうため、猫背や巻き肩の姿勢が続きがちという方は肩・肩甲骨まわりの筋肉を柔軟にし、本来の動きを取り戻す必要があります。
肩コリ改善の重要ポイントは「脇」
肩・肩甲骨まわりの筋肉の本来の動きを取り戻すために覚えておいていただきたいのが脇です。脇の周囲がほぐれると肩甲骨が動きやすくなり腕もスムーズに動かしやすくなります。
肩コリと脇には一見関連性がないように思えますが、実は脇のまわりには肩甲骨の動きに影響する多くの筋肉があります。
前鋸筋・大胸筋
腕を前に持ち上げる働きがあります。デスクワークの時間が長い方はこの筋肉が縮こまりやすいです
大円筋・広背筋・小円筋
肩甲骨や背中から上腕骨を繋ぎ、脇わきの下を通っている
また、脇には腋窩リンパ節があり、老廃物を流し出すリンパ節や多くの血管があります。脇の周囲をほぐすことで老廃物や疲労物質が溜めにくい体になります。
肩コリさん必見!脇ほぐし
今回ご紹介するエクササイズで、脇の下全体をまんべんなくほぐしていきましょう。
<やり方>
1)人差し指から小指の4本をわきの下に入れて、親指を前にして鎖骨下や胸のまわりをほぐす
2)親指を脇の下に入れて人差し指から小指を背中側にして肩甲骨を挟むようにして周囲をほぐす
ほぐした方の腕の上げ下ろしをしてみるとほぐれた感じが分かりやすいと思います。ぜひ試してみて下さい。
AUTHOR
竹内結子
ヨガインストラクター 。ホットヨガやスポーツクラブでヨガを体験し、もっと学びを深めたいとの思いから様々な流派のヨガメソッドを経験、さらには指導者資格を取得するに至る。ヨガへの学びを深める中で中医学と出会い、中医学関連の資格も取得。見えない心や感情、身体への理解を求めて東洋、西洋の視点で勉強中。RYT200、ケン・ハラクマのアシュタンガヨガプライマリーシリーズTT、シニアヨガ、中医養生ヨガ®初級中級、中医学女性の体とマタニティ、四季養生ヨガ、JOPHEE中医学骨盤モジュールTT修了。
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