【たったコレだけ!】猫背で肩コリから抜け出せない人必見の疲労回復エクササイズ
デスクワークなどで長時間背中が丸まっていることが原因で、肩コリや疲労を溜めていませんか?そんな方のために今回は人の手を借りず道具も使うこともなく簡単に溜まった疲れがリセットできるエクササイズをご紹介します。
猫背からくる肩こりの原因
肩コリと聞くと肩を直接揉めば楽になるように感じますが、実は肩だけではなく胸の筋肉も影響しています。
猫背で背中が丸くなり肩が内巻きになる姿勢が長く続くと身体の前側と後ろ側のバランスが崩れてしまいます。猫背になると胸が広がりにくくなり深い呼吸が妨げられ、浅い呼吸から血液に充分な酸素がまわらなくなり疲れや凝りを引き起こしやすくなります。
意識的に胸を開くことで肩コリや慢性疲労が改善する可能性があるので、ぜひ意識してみましょう。
胸を開くためには
胸には身体の中でも大きな筋肉のひとつである大胸筋があります。日常生活では腕を上げたり、胸の前で物を抱える動きをする時に大胸筋を使っています。また、スポーツ動作では腕立て伏せやボールを投げる動作など腕の動きに関わります。
大胸筋は上部・中部・下部の筋繊維の方向が分かれていて、この3つの部位をそれぞれの方向に長くすることでさらに胸を伸ばす効果を高めることができます。
今回は胸を開くのに適したヨガのポーズをご紹介します。
ワニのポーズ(ジャタラパリヴァルタナーサナ)
ヨガでは、仰向けに寝て両足を上げて腰をひねって両足を左右の方向へ倒すワニのポーズがありますが、ワニのポーズは
● 疲労回復、心身の鎮静
● 胸、お尻のストレッチ
● 内蔵へゆるやかな刺激
● 猫背改善
などが期待できます。
ヨガのポーズの中では比較的簡単にできるポーズですので、肩コリや慢性疲労が気になる方はぜひやってみてください。
ここからは大胸筋は上部・中部・下部それぞれを効果的に伸ばす方法をご紹介します。
大胸筋の上部を伸ばす
<やり方>
1)仰向けになり片膝を抱える
2)片方の腕を斜め下に伸ばし手の平は天井にむける(外旋位を保つ)
3)膝を腕と反対方向へ、鎖骨の周囲が伸びる所までツイストする
大胸筋の中部を伸ばす
<やり方>
1)仰向けになり片膝を抱える
2)片方の腕を肩の高さに伸ばし手の平は天井にむける(外旋位を保つ)
3)膝を腕と反対方向へ、胸の真ん中や脇の周囲が伸びる所までツイストする
大胸筋の下部を伸ばす
<やり方>
1)仰向けになり片膝を抱える
2)片方の腕を斜め上に伸ばし手の平は天井にむける(外旋位を保つ)
3)膝を腕と反対方向へ、胸の下から肋骨あたりが伸びる所まで膝をツイストする
腕をどの位置にしたら心地よく胸が開くかいろんな角度で試してみるのも良いです。深い呼吸をたっぷりと巡らせながらやってみて下さい。
AUTHOR
竹内結子
ヨガインストラクター 。ホットヨガやスポーツクラブでヨガを体験し、もっと学びを深めたいとの思いから様々な流派のヨガメソッドを経験、さらには指導者資格を取得するに至る。ヨガへの学びを深める中で中医学と出会い、中医学関連の資格も取得。見えない心や感情、身体への理解を求めて東洋、西洋の視点で勉強中。RYT200、ケン・ハラクマのアシュタンガヨガプライマリーシリーズTT、シニアヨガ、中医養生ヨガ®初級中級、中医学女性の体とマタニティ、四季養生ヨガ、JOPHEE中医学骨盤モジュールTT修了。
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