【つらい肩のこりや痛みに効く】ガチガチの肩甲骨をほぐす「座ってできる肩こり改善ストレッチ2選」
私たちの体は運動不足や加齢により、筋肉の柔軟性が低下して動きが鈍くなります。肩こりも同様。肩甲骨や肩関節のまわりには多くの筋肉が存在するため、ガチガチになると血液が行き届かず、こりや痛みにつながります。そこで今回は、ガチガチになった肩甲骨の動きを良くする2つのストレッチをご紹介します。座ったまま簡単にできるので、早速やってみませんか?
肩甲骨を柔らかくするメリット
肩甲骨には、図のようにたくさんの筋肉が関わっており、本来、比較的自由に動かせる部分です。
その分、まわりの筋肉が硬くなると影響が出やすいのも事実で、肩甲骨の動きはすぐに制限されてしまうのです。肩甲骨を柔らかくするとは、つまり、肩甲骨をしっかり動かすことで、まわりの筋肉の緊張をほどいて柔軟性を高めるということ。肩甲骨の動きがよくなると、まわりの筋肉が大きく伸びたり縮んだりするため、次のような良い流れが期待できるのです。
自然に筋肉がほぐれる→血行が良くなる→上半身全体の巡りがよくなる→肩こりが緩和される
筋肉のポンプ作用により、老廃物が流れやすくなり、代謝も上がります。その結果、痛みやこりなどの不調を軽減できるようになります。肩甲骨を自由に動かすことができると、猫背や巻き肩の矯正にもつながり、姿勢の改善効果も期待できます。姿勢が整うと、疲れにくくむくみにくい体に変わります。更に、柔軟性が上がることで、動きやすい体、痩せやすい体作りができるのです。
肩甲骨を動かして肩こり解消!座ったままできる2つの簡単ストレッチ
やり方
1)あぐらのような楽な姿勢で座る。ゆるくにぎりこぶしを作り、手の甲を腰のあたりにつけて肘を開く。肩を下して背筋を伸ばしておく
2)息を吐きながら肘を内側に寄せ、肩甲骨を外に開く
3)息を吸いながら肘を後ろに引き、肩甲骨を寄せる
4)肘を前後に動かしながら、肩甲骨を寄せて開く動きを交互に行う(10回)
5)最初の体勢に戻す。肘で大きな円を描くように肩甲骨を動かし、肩や胸を開きながら後ろに回す(10回)
ポイント
肩甲骨を動かして、周辺の筋肉を柔らかく解すストレッチです。腕から動かすのではなく、肩甲骨から動かす意識を忘れないこと。筋肉が硬くなっていると、肩甲骨が動いているかどうか、よくわからない場合もあるかもしれません。少しずつで構わないのでゆっくり手寧に行いましょう。椅子に座っても、立ったままでもできるエクササイズです。楽な体勢を選び、ご自身のできる範囲で続けることが大切ですよ!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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