仰向けになるだけで!?【忙しい人こそ効果アリ】疲れを癒して心身をリセットするヨガのポーズ
日々忙しくて、ちょっと無理をして頑張ることはできても、休むことができない。心当たりはありませんか?そんな人にぜひ試してほしいのが、ただ仰向けになるだけのヨガのポーズ「シャバアーサナ」です。一見、それだけで効果があるの?と思うかもしれませんが、数分でも心身のリセットができるのでおすすめです。
心と体を休めている?
睡眠の時以外で、何もせずに心と体を休めることはありますか?家でくつろいでいるようでも、スマホやテレビから情報を追いかけていれば、体は休んでいても、心は休めていません。
心身の緊張状態が続くと、ストレスが蓄積されてあらゆる不調のもとになるので、意識的に心と体の両方を休めることはとても大切です。常に時間に追われていたり、忙しさを感じる人ほど、休むことが難しく感じるかもしれませんが、ほんの少しだけでもごろんと仰向けになって、何もしないで休む、止まる時間を作ってみましょう。
仰向けになって休むだけのシャバアーサナ
おもな効果
・心拍数と呼吸数を下げる
・筋肉の緊張をゆるめる
・血圧を下げる
・倦怠感をやわらげる
・睡眠の質を高める
忙しい生活では心身に様々なプレッシャーや緊張がかかりがちですが、数分のシャバアーサナをすることでこれらを緩和して、心身のバランスを取ることができます。まずは1分単位でも、できる長さから始めてみましょう。
やり方
仰向けになる。両足は腰幅かそれより少し広く開いて、脚全体の力を抜いてつま先が外側を向くようにする。
両腕は体の横に、胴体から少し腕が離れるぐらいの距離で位置を整えて、手のひらを上に向けて指先まで力を抜く。
肩がすくまないように、両肩を耳から遠ざけて、首の両側にスペースをつくる。
時間が許す限り、好きなだけそのまま休む。ハンドタオルやアイピローで目を覆うとリラックス効果がアップ。必要であればブランケットなどを全身にかけて、途中で体が冷えないように気をつける。
こんな時はどうしたらいい?
脚を伸ばした仰向けになると腰がつらくなる
次のいずれかの方法で体勢を整えてみましょう。
① 伸ばした脚の膝の下に、丸めたタオルやクッションなどをあてる
② 両膝を立て、足を腰幅に開いて膝を合わせる
考え事をしてしまったり、雑念が浮かんで気持ちが落ち着かない
呼吸に意識を向けましょう。呼吸のリズムが早ければ、少しずつスピードを落としていき、呼吸に合わせて胸が上下に動く様子を感じてみましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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