ヨガのお休みのポーズ「シャヴァーサナ」|仰向け以外でもOK!いつもと違うおすすめシャヴァーサナ
ヨガのお休みのポーズとしておなじみのシャヴァーサナ。ほとんどの場合は仰向けで行いますが、状況に応じて体勢を変えるのも効果的です。いつもと違うシャバアーサナを試してみましょう。
基本のシャヴァーサナ
仰向けになって両腕、両脚を伸ばし(または膝を立てる)て全身を脱力します。目元をアイピローで覆うのもリラックス効果を高める上で効果的です。
シャヴァーサナ=仰向けという印象が強いですが、体調によっては体の向きを変えた方が心地よく感じることもあります。
うつ伏せのシャヴァーサナ
仰向けでは腰やお尻に違和感がある、なんとなく落ち着くことができないという人におすすめです。下を向くことで仰向けのときよりも意識がより自分の内側へ向きやすくなります。
うつ伏せになって足を腰幅かそれより広く開いて脚全体を脱力させます。腕の位置や、ブランケットやクッションをあてる場所などは好みで選んでみましょう。
前腕におでこを乗せる
お腹の下にクッションをおく
おでこをブランケットの上に乗せ、両腕は顔の横で肘を曲げる
横向きのシャヴァーサナ
仰向けもうつ伏せも心地よく感じられない時、妊娠中期以降(お腹が大きくなり始めるころ)に。また、仰向けのシャヴァーサナをしている最中に咳が止まらなくなってしまった時にもおすすめです。
やり方:
1. 右側を下にして横になり、膝を軽く曲げる。
※心臓は体を正面から見たときに中心からやや左側に位置しているので、右側を下にして横になる方が心臓への負荷が少なくなります。ただし、妊娠中は背骨の右側にある下大静脈の圧迫を避けるために左側を下にしましょう。
2. 頭の下や両脚の間に折りたたんだブランケットやクッションを入れたり、腕を休めるための抱き枕代わりのものを使って体をサポートする。
リラックス効果を高めるにはどの体勢でも体温が下がらないように注意することが大切です。途中で肌寒さが気になってしまうと効果が半減してしまうので、ブランケットをかけたり、靴下を履くなど、体をあたたかく保つための工夫も忘れないでください。
いくつかのポーズの後で最後にシャヴァーサナをすることが多いですが、シャヴァーサナだけをするのも心身の疲労回復としておすすめです。仰向けだけにこだわらず、体勢を変えて自分にあったリラックス方法を探してみましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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