理学療法士が考える効果的なシャヴァーサナのスタイルとは

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理学療法士が考える効果的なシャヴァーサナのスタイルとは

堀川ゆき
堀川ゆき
2020-03-27

理学療法士でヨガインストラクターの堀川ゆきさんに、効果的なシャヴァーサナについて教えてもらいました。

シャヴァーサナとは

亡骸のポーズと呼ばれる「シャヴァーサナ」。主にヨガクラスの一番の最後の時間に5〜10分くらい行うポーズです。仰向けで横たわった状態の静かなこのポーズは、ヨガで絶対に欠かせないポーズでもあります。シャヴァーサナを行うことで、心・身体・呼吸が調和され、深い瞑想状態に入り、究極のリラクセーションを味わうことができます。

シャヴァーサナの効果

シャヴァーサナには、リラックス、疲労回復、頭痛の緩和のほかに、脳を休めたり、ストレスや軽いうつの軽減、身体の緊張の緩和、不眠症の緩和・血圧を低下させるなどの効果があると言われています。

また、目を閉じて安静にすることで脳波の一つであるα波が優位にはたらきます。α波がはたらくと、ストレス解消効果だけでなく、記憶力や集中力の向上、想像力発揮、自律神経の調整、免疫力向上などの効果も期待できるという報告もあります。

このようにシャバーサナは、エアロビクスやピラティスといった他のボディワークやスポーツにはないもので、ヨガの恩恵を最大限に享受できるとても貴重な時間だと言えるでしょう。

シャヴァーサナで眠ってしまう・・・

よくヨガクラスの生徒さんに「シャヴァーサナで寝てしまいました」とクラス後に恥ずかしそうに知らせてくれることがあります。シャヴァーサナはあくまで深い集中と瞑想状態であって、眠ってはいけないと私もアメリカでのトレーニング時代に教わりました。

しかし、個人的な意見ですが私はシャヴァーサナで眠くなるようなら、そのまま眠ってしまっても良いと思います。身体や脳が今眠ることを求めている反応なので、自然に委ねていくことがベストだと思います。

むしろ仰向けの状態で目を閉じているのにも関わらず「寝ちゃダメ」と我慢して耐えてしまう方がストレスになり、せっかくのシャヴァーサナの効果が台無しになってしまいます。

グラフ 厚生労働省
厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」

厚生労働省の「平成28年国民生活基礎調査」によると、睡眠と休養充足度の状況は、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人が 36.9%と多く、睡眠による休養充足度をみると「睡眠による休養を十分とれていない」「あまりとれていない」「まったくとれていない」と答えた割合は23.2%となっています。

つまり3人に1人が6時間未満の睡眠時間で毎日過ごしており、4人に1人が十分な睡眠を得られていないと感じている、睡眠不足状態なのです。

ヨガの時間くらい、もしリラックスできているのならそのまま心地よいと感じるままに身を委ねてほしいというのが私の気持ちです。

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