股関節の柔軟性UP!理学療法士が教えるヨガ前のタオルストレッチ

 股関節の柔軟性UP!理学療法士が教えるヨガ前のタオルストレッチ
Yuki Horikawa
堀川ゆき
堀川ゆき
2019-12-19

ヨガを続ける中で、自分の股関節の硬さに気付いた方も多いのではないでしょうか。この股関節の柔軟性を高めるストレッチを、理学療法士の堀川ゆき先生が教えてくれました。

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私、股関節が硬いかも?

ヨガクラスに参加すると、「私、股関節が硬いのかも?」と気付く人は結構いるのではないでしょうか。そのような自分の身体に対する気付きがヨガでは大切で、その気付きがヨガの目的でもあるので、股関節の硬さに気付いたことは、まずとても素晴らしいことです。

股関節は、「屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋」の6つの方向に動かすことが可能な関節です。6方向のうちどの方向に動かすことが苦手と感じるのか、またはどのヨガポーズの時に辛さやできないと感じるのかを明確にすることで、股関節の硬さの原因がある程度分かります。

しかし、自分自身の股関節の硬さについてそこまで分析することは、なかなか難しいかもしれません。

そこで今回は、股関節の柔軟性をUPさせるためのタオルを使ったストレッチを、5つ紹介したいと思います。股関節の柔軟性を高めるためには、とりあえずこの5つのストレッチだけでOKです。この5つのストレッチのうち、一番「辛い」「硬い」といった刺激を感じるものが、自分にとって最も課題となるストレッチのはずです。

ストレッチすべき筋肉は?

股関節は、骨盤と太ももの付け根が接する部分です。骨盤のくぼみ(寛骨臼:かんこつきゅう)に、太ももの骨の球状になった部分(大腿骨頭:だいたいこっとう)が、スッポリとはまる形になっています。股関節は身体の中で最も大きな関節です。その股関節を、たくさんの筋肉が何層にもなって覆っています。そして、それらの筋肉が股関節の動きを生み出すのです。

股関節の柔軟性UP!理学療法士が教えるヨガ前のタオルストレッチ
引用:川島敏生「ぜんぶわかる筋肉・関節の動きとしくみ事典」

複数ある股関節周囲筋のうち、今回は次の5つの主要な筋肉をターゲットにストレッチを行います。

・ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)
・内転筋群(太ももの内側の筋肉)
・大殿筋(お尻の筋肉)
・腸腰筋(股関節の奥にある筋肉)
・大腿四頭筋(太ももの正面の筋肉)

また、股関節のストレッチを行うことで、股関節の柔軟性が上がるだけではなく、

・脚の上げ下げがスムーズになる
・腰痛や下肢痛、しびれの改善
・運動パフォーマンスの向上
・下肢の筋力がつきやすくなる
・怪我をしにくくなる
・疲れにくくなる
・代謝が良くなる
・冷えやむくみの改善

などが期待できます。では次に5つのストレッチを紹介していきます。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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