冬の寒さが苦手…寒さがつらい季節に揉むべき8つのツボとは?冬を快適に過ごすカラダ温めセルフケア
さまざまな調査で日本人の約5〜7割の女性が冷えによる不調を抱えているという結果が出ています。また、昔と比べると女性の体温は約1度低下しているとも。体温が下がると免疫力も低下すると言われていますので、今回は寒い季節が苦手な方、冷えが気になる方におすすめしたいセルフケアをご紹介します。
なぜ体は冷えるの?
寒い季節になると気になる不調の一つが冷え。暖かい室内にいるのに手足だけが冷たい、下半身が冷える…。原因はさまざま考えられますが、特に女性の場合は体質・体格・年齢・性ホルモンの影響により男性に比べ冷えやすいと言われています。また、身体を冷やす生活習慣の積み重ねによるもの・冷たい物の摂り過ぎ・ストレス過多・運動不足・無理なダイエット・湯船に浸からないなど、外からも内からも日常的に冷えるような習慣があることも原因となります。
冷えは「未病」の一種
未病とは病気の症状と診断されない健康と病気の間にある不調のことを指します。現代人が抱える肩コリ・頭痛・倦怠感などの不調や、腹痛・月経痛・むくみなどの女性特有の不調なども冷えと関連していることもあると言われています。また、一見冷えとは無関係に思われる、顔のくすみ・目の下のクマ・記憶力低下なども冷えが原因であるとも考えられます。
冷えを見直し、体質改善
「冷えは万病の元」と言われるようにさまざまな不調を招きます。体を冷やさない温める生活習慣を心がけてみましょう。
● 適度な運動…一気に激しい運動をするのではなく、ゆるめでも良いので適度に体を動かす
● ストレスをためない…長時間のストレスは血流を阻害し悪影響を及ぼす可能性があります
● 湯船に浸かる…緊張から開放され関節のこわばりなどを和らげ全身の血流が促進されます
● 腹巻・カイロ・湯たんぽ利用をする…冷える局所を温めて補う(お腹、腰、布団の中など)
● 温性の食材を摂る…生姜、にんじん、ニラ、ネギ、イモ類、シナモン、羊肉、鶏肉など
寒さがつらい季節を快適に過ごす温めセルフケア
「冷えは下から」と言われていますが、実際に足元を温めること以外に足裏のツボを刺激することも効果的です。ここからは足元に刺激を与えることだけの冷え対策、温めセルフケアをご紹介します。
「八風」ツボをもむ
足の指の付け根に「八風」というツボがありますが、このツボを刺激することは足だけでなく体全体の冷えに効果的です。八風のツボを指の腹で挟むようにもみほぐし、血行を促進させましょう。疲れ・冷えの緩和の助けなります。
おやすみ前の「足指ほぐし」
足指には五臓六腑と繋がる専用通路(経絡)のツボがあり、足指をほぐすだけでカラダの内側への刺激になるのでほぐしておくと良いでしょう。
代表的なツボは以下の通りです。
❶隠白(いんぱく)&❷大都(だいと)・・・脾経と呼ばれ、消化器・婦人科系の不調に
❸大敦(だいとん)・・・肝経と呼ばれ、ストレス、眼精疲労、食欲不振、胃腸炎に
❹厲兌(れいだ)・・・胃経と呼ばれ、消化器の不調、食欲不振、歯痛、膝痛に
❺足竅陰(あしきょういん)&❻狭渓(きょうけい)・・・胆経と呼ばれ、偏頭痛、頭痛、耳鳴りに
❼至陰(しいん)&❽足通谷(あしつうこく)・・・膀胱経と呼ばれ、腰痛、排尿、頻尿、膀胱炎に
ツボを的確に圧迫できた方が効果はありますが、最初は難しく考えずに足指や関節を付け根からまんべんなく動かし、爪の際なども丁寧にもみほぐすだけでもOKです。
AUTHOR
竹内結子
ヨガインストラクター 。ホットヨガやスポーツクラブでヨガを体験し、もっと学びを深めたいとの思いから様々な流派のヨガメソッドを経験、さらには指導者資格を取得するに至る。ヨガへの学びを深める中で中医学と出会い、中医学関連の資格も取得。見えない心や感情、身体への理解を求めて東洋、西洋の視点で勉強中。RYT200、ケン・ハラクマのアシュタンガヨガプライマリーシリーズTT、シニアヨガ、中医養生ヨガ®初級中級、中医学女性の体とマタニティ、四季養生ヨガ、JOPHEE中医学骨盤モジュールTT修了。
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