【更年期世代におすすめしたい背中ストレッチ】そのメリットは?体が硬くてもできるやり方とは?
更年期に入って何となく不調を感じ始めていませんか?体を動かして体調を整えたいけれど、運動は苦手、体が硬いなどの悩みもあるかもしれません。今回は、そんな人でも無理なくできる背中ストレッチをご紹介します。更年期の不調を少しでも予防、緩和させていきましょう。
更年期世代の背中ストレッチのメリット
自律神経を整える
更年期にさしかかると、女性ホルモンが減少して自律神経の乱れが起こります。ホットフラッシュは代表的な症状です。
自律神経は背骨の周辺を通っているため、背骨を動かすことで自律神経が刺激され、心身を活動モードにする交感神経と、リラックスモードにする副交感神経のバランスが整います。
背中のこわばりを解消、姿勢を整える
背中は肩こりや腰痛、血行不良が原因でこわばりやすくなります。背骨を動かせば背中の筋肉がストレッチされるので、硬さがやわらいで血行がよくなります。
また、こわばりが解消されることで、背中が丸くなる老け見え姿勢の改善も期待できます。
座って行うストレッチでは、ストレッチそのものは難しくなくても、股関節が硬くてあぐらができない、もも裏が硬くて脚を伸ばして座れない(長座ができない)など、スタート地点からつまづくことがあります。今回ご紹介するストレッチは、膝を立てて座るので、股関節やもも裏の柔軟性は必要ありません。
背中ストレッチ
① 両膝を立てて座り、両腕を前に伸ばして指を組む(手のひらが自分の方を向くように)
息を吐きながら背中を丸めてあごを引いていき、誰かに引っ張られているようなイメージで腕をできるだけ前に伸ばす。
背中全体の縦と横の広がりを意識する。両方の足の裏で床をしっかりと押し続けると、下半身が安定して背中全体がより一層広がる。
② 組んだ手のひらを後頭部に添えて、肘を外側に開く
息を吐きながら後頭部で手のひらを押すようにして目線を上げ、胸も斜め上に向けて開いていく。①と②の動きを数回繰り返す。
③ 両膝を立てて足の裏を床につけたまま、右手を後ろにつき、左手を右脚の外側にあてる。
頭頂まで背筋を伸ばした状態から、息を吐きながら上半身を右側にねじる。目線を右肩越し後方に。
上半身ががねじった側に傾かないように、左右の座骨と足の裏を均等に床に安定させる。
反対側も同じように行う。
④ 全て終わったら仰向けになって脱力する
背中全体がゆるみ、床に安定している感覚を味わう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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