抜けない疲労が5分ですっきり!夏の暑さに負けない体を作る「疲労リセットヨガ」
何だか疲れが抜けない…なんてことはありませんか?夏は暑さ、寒暖差、紫外線などが自律神経に大きな負担をかけます。そのままにしておくと夏バテの原因に。しっかりと対策していきましょう!
夏の疲れの原因
厳しい暑さが続くと、体温調節をはじめ、身体の生命活動に欠かせない自律神経がなかなか回復せず、疲れを感じやすくなります。私たちは暑いと発汗して体の熱を放出しますが、これをコントロールしているのが自律神経。猛暑や熱帯夜が続くと、自律神経が昼夜フル稼働し回復が追いつかなくなってしまいます。また、屋外の気温と、冷房の効いた室内の温度差が激しいので、体温調節のために自律神経が疲れてしまいます。さらに、強い紫外線を浴びると目の中で炎症反応が起きて交感神経が刺激され、自律神経の疲労につながります。紫外線が強い夏は日陰や室内にいても紫外線の影響を受けるので、自律神経の疲れがますます蓄積されてしまうのです。
意識したいケア
夏の疲労回復には、自律神経をいかに回復させるかがポイントです。冷房による冷えの改善や、疲労回復に入浴は効果的ですが、38~40℃ほどのぬるめのお湯に入るようにしましょう。熱い湯は自律神経を疲れさせてしまいます。体の深部体温を上げることで血流がよくなり、眠りにつく頃には深部体温が下がって質のよい眠りを得やすくなります。また、冷たいものばかり飲んだり、食べすぎないようにすることも大切です。バランスの良い食事を心がけ、胃腸に負担をかけない消化のよいものを食べるようにしましょう。また、デスクワークなどでずっと同じ姿勢でいると、下半身の血流が滞って疲労物質がたまりやすくなります。こまめに水分を摂り、動くことが大切です。体調を見ながら無理なく行えるヨガやストレッチなどの軽い運動で、血流を促しましょう。自律神経をリラックスさせるのにも役立ちます。
夏の疲れをリセットするヨガ
【鶴のポーズ】
1.正座になり、手を後ろで組む。腕を絞るように肩甲骨を寄せる。胸を高く引き上げ、目線は斜め上を見上げる。余裕があれば組んでいる手を持ち上げ、深い呼吸で1分目安にキープする。
【うさぎのポーズ】
2.正座から上体を前に倒し両手を顔の横につく。ゆっくりお尻を持ち上げ、頭のてっぺんが床についたら止まる。膝の角度は90度が目安。深い呼吸で1分目安にキープし、ゆっくり最初の姿勢に戻り1分休む。
【真珠貝のポーズ】
3.足の裏同士を合わせ、足を前にスライドさせダイヤ型を作る。息を吐きながら上体を前に倒す。手のひらを天井むきにし、肘や肩をくつろがせる。目を閉じ、深い呼吸で1分から3分キープする。
※動画で動きを確認したい方はこちら
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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