【積極的休養のすすめ】疲れた時ほど変わる!体もほぐれて気持ちも前向きになる「鳩のポーズ」
新年度が始まり、生活や環境の変化にも慣れてきた一方で、体だけでなく心の疲れを感じている人も多いと思います。そんな時におすすめなのが「鳩のポーズ」。胸を大きく開くことで呼吸がしやすくなります。
疲れた時は「アクティブレスト」を
緊張感のある日々を過ごしてきて、少し疲れを感じ始めたこの時期、「休む」ことを意識してみませんか。ここでいう「休む」とは、ダラダラする、何もしない、ということではなく、「アクティブレスト=積極的休養」のこと。アクティブレストとは、軽く体を動かすことで血流を改善させ、疲労物質を効率的に排出させる休養方法です。
そんな時におすすめなのが、「緊張」と「弛緩」をバランスよく取り入れられるヨガ。今回ご紹介する「鳩のポーズ」のほかにも、流れのあるフローヨガや、強度のあるポーズにチャレンジしてみるのも良いと思います。
「鳩のポーズ」がもたらす疲労回復効果
姿勢やゆがみを調整
股関節まわりの筋肉がこり固まると、骨盤がゆがみ、姿勢が悪くなります。「鳩のポーズ」は、日常生活では刺激されにくい足の付け根やお尻、太もも、腰など、骨盤周辺の筋肉が刺激され、骨盤の歪みを整えます。また、股関節の柔軟性が高まることで、背筋の土台となる骨盤を整え、背筋をまっすぐに伸ばしやすくなり、美しい姿勢にも繋がります。
呼吸が深まる
背中が丸まった状態では呼吸が浅くなり、目線も下がり、気持ちもふさぎがちに。「鳩のポーズ」で胸を開き、肋骨まわりの筋肉をストレッチすることで、肋骨が広がり呼吸が深くなります。
また、胸のあたりには、「アナーハタチャクラ」という、無条件の愛情をつかさどるチャクラが位置します。心地よく胸を広げることで、自分を受容する心、優しさなどにもフォーカスできるようになります。
むくみの解消
デスクワークなど座り姿勢が長いと、リンパの流れが悪くなりがちです。「鳩のポーズ」股関節周りを伸ばすと、血流が促進され、足のむくみ解消にも効果的です。
胸を大きく開く「鳩のポーズ」のバリエーション
1. よつんばいから両手の間に曲げた右脚を入れて、右脚全体をペタンと床につける。
2. 左脚を後ろに伸ばし、床に両手を重ねてつき、その上におでこを乗せる。
3. お尻の右側を右に倒し、深い呼吸で30秒キープする。
4. 手を伸ばし指先で床をぐっと押し、上半身を起こして胸を開く。深い呼吸で30秒キープする。
⒊右手のひらを床につき、左手で左足のつま先をつかむ。かかとをお尻に引き寄せ、前ももを伸ばす。深い呼吸で30秒キープする。
⒋右手を離し、両手で左足のつま先をつかむ。左足をできるだけ後ろに引き、肩甲骨を寄せて胸を開く。深い呼吸で30秒キープする。足を入れ替え、反対側も行う。
※動画で動きを確認したい方はこちら
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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